阪神・梅野 プロ10年目の来季こそ頂点! 岡田監督の正捕手指名に「責任感も湧いてくる」

[ 2022年12月26日 05:15 ]

岡田監督から正捕手として期待される阪神・梅野
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 阪神の梅野隆太郎捕手(31)が2022年最後の本紙コラム「梅ちゃん隆儀」で、プロ10年目となる来季に懸ける思いを激白した。岡田彰布監督(65)から正捕手として期待されることには強い責任感を自覚。野手最年長としては後輩たちのサポートにも気を配る方針を示した上で、歓喜の瞬間を思い描いた。

 今年も1年間、熱い応援を本当にありがとうございました。チームとしては優勝することができず、非常に悔しいシーズンになりました。来年こそ、ファンの方々と喜びを分かち合えるように頂点を目指していきます。

 今はトレーニングと並行し、家族と過ごす時間も増やしてオフシーズンを過ごしています。来年は監督が代わってのスタート。正直、今はワクワクする気持ちもありますが、岡田監督がどんな野球をされるのか知らない状態なので、半分は不安もあります。岡田監督は勝負師、勝負勘が凄いというイメージ。自分たち選手は1つのコマとして監督のスタイルに応えていかないといけません。春のキャンプから、しっかりみんなが一つの方向に向いていくように引っ張って行くつもりです。

 監督が自分をレギュラーとして起用していく方針だと報道で目にしました。明言されることで責任感も湧いてきますし“頼むぞ”と言われたのなら応えたいのが自然な気持ちです。どれぐらいが“応えた”ことになるかは人が評価することですが、とにかく走攻守すべての部分で貢献していきたい気持ちが強いです。来年はプロ10年目。いろいろ経験してきた中での節目のシーズンになると思っているので、懸ける思いは強いですね。

 目標の数字を聞かれることも多いですが、ここ数年はほとんど口にしていません。とにかく優勝したい思いが年々、強くなっているからです。自分が主戦としてあと10年試合に出られるかと言われれば分からないですし、なおさら今、優勝したい思いは強いです。

 若い時は立ち位置を確保することに必死でしたが、チーム内で年齢も上になってきて、見える部分も変わってきました。同学年の岩崎、岩貞と話す内容もチームをどうしていくべきかとか、そういう部分になっています。今は近本や大山が頑張ってくれていますし、後輩もサポートしていきたい。自分も能見さんをはじめ、いろんな先輩方に助けてもらって今があります。長いシーズンでは小さなことの積み重ねが大きな成果につながると思っているので、目配りや気配り、時には厳しい目も持ってやっていきます。

 ヤクルトの優勝旅行をテレビや新聞で見ました。勝負の世界で勝者が報われるのは当然のこと。だからこそ、来年は自分たちが…と改めて思います。つらいこと、苦しいことがあってたどり着ける場所だと思いますし、頂点でしか見ることのできない景色をみんなで見たいです。個人的には優勝旅行はハワイに行きたいですね。コロナ禍前に行ったことがあって、気候も最高だし自分のパワースポットだと思っています。最後になりますが、ファンのみなさまも良いお年をお迎えください。(阪神タイガース捕手)

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2022年12月26日のニュース