エンゼルスは地区4位、ア・リーグ9位 積極補強も、現時点での米国ブックメーカーの23年予測

[ 2022年12月26日 10:31 ]

エンゼルスの大谷翔平
Photo By スポニチ

 米国スポーツギャンブルのオンラインサイト「BetOnline」が現時点で発表したオッズによると、23年のア・リーグペナントレースはアストロズが+275で優勝候補筆頭。ア・リーグ西地区では他にマリナーズが+850で4位、レンジャーズが+1600で8位、エンゼルスが+2000で9位、アスレチックスは+15000で15位となっている。

 賭け手はアスレチックスに100ドルを賭けた場合、勝てば150倍の1万5千ドルを手にすることになる。エンゼルスは積極的に補強しているが、9位ではポストシーズンに進めない。アストロズはエースのジャスティン・バーランダー(39)が抜けても、成長著しい若手投手陣がいるから戦力ダウンはほとんどないと見られている。昨季90勝72敗で地区シリーズでアストロズと死闘を演じたマリナーズは野手の補強が必要だったが、トレードでテオスカー・ヘルナンデス外野手(30)、コールテン・ウォン二塁手(32)と実力派のベテランを2人獲得した。MLB公式サイトは良いチームから偉大なチームに戦力アップしたと高く評価している。そして昨季68勝94敗とエンゼルスよりも成績が悪かったレンジャーズは、防御率25位と弱点だった先発投手陣を立て直し。ジェイコブ・デグロム(34)とアンドルー・ヒーニー(31)をFA補強、トレードでもジェーク・オドリッジ(32)を獲得した。結果、「BetOnline」はエンゼルスよりも上のチームと予想している。

 周知の通り、大谷翔平(28)は23年シーズン後にFA権を取得する。「勝ちたい」と明言している大谷を引き留めるには、少なくとも来季はペナントレースで最後まで戦い続けねばならない。果たしてペリー・ミナシアンGMは残された時間の中で「地区4位、ア・リーグ9位」の予測をもっと上向きに変えることはできるのだろうか。(奥田秀樹通信員)

続きを表示

2022年12月26日のニュース