ソフトB・東浜 11年目「ひとまず大台。時間かかったな」年俸1億5000万円 32歳で3年契約

[ 2022年12月26日 05:00 ]

契約更改を終え来季の目標を「170イニング」と記したソフトバンク・東浜(撮影・岡田 丈靖)
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 11年目で念願の大台へ。ソフトバンクは6選手が25日、ペイペイドームの球団事務所で契約更改交渉に臨み、東浜巨投手(32)は非公表ながら7000万円増の年俸1億5000万円で3年契約を結んだ。来季中に国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たす可能性があり、球団も流出阻止へ複数年契約を提示したもようだ。和田毅投手(41)は1500万円増の年俸1億6500万円で更改した。(金額は推定)

 来季11年目。初の大台突破とともに、覚悟と決意もあふれ出た。東浜が契約を更改。「ひとまず大台に乗りました。時間かかったな。数字はあえて言いません」と明言を避けたが、7000万円増の1億5000万円(推定)で新たに3年契約を締結した。

 「32歳で複数年。素直にびっくりしていますが3年で結果を残さないとクビ。そう言われているようなもので、危機感も感じました。勝負の3年になる」

 今季は23試合で5月西武戦でのノーヒットノーランを含む10勝6敗、防御率3・11。5年ぶりの2桁勝利を挙げた。復活の兆しを示したが「夏に勝ててないし交流戦でも足踏みした。勝てた試合も多かった」と満足感はない。来季は33歳シーズンとなる。目指すは41歳で同日に単年契約を結び直した和田。「まだまだ野球をやりたいし、目の前に目指す先輩がいる。ストイックな和田さんのように」と決意も新たにしている。

 来季中に、順調なら国内FA権を取得する。球団はメッツに移籍した千賀抜きで迎えるシーズンに備えて、東浜を必要な戦力として年俸アップと複数年契約で誠意を見せ、3年間の流出阻止に成功した。それは右腕に、エースの働きを当分の間、求めることにもなる。12月からは、2年連続となる筑後のファーム施設内での自主トレをスタート。「先発としては規定投球回到達と2桁勝利。そこを目指して、優勝できなかった悔しさを晴らしたい」と来季に向けたミッションを自身に課した。(井上 満夫)

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2022年12月26日のニュース