ソフトB・嘉弥真 球団2人目の50戦登板で防御率0点台 来季は“鉄腕”タイ記録に挑戦

[ 2022年12月16日 05:00 ]

ソフトバンク・嘉弥真
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 【データで振り返る22年12球団記録レビュー】今季もV争いの中、ベテランが奮闘した。11年目を迎えた嘉弥真は56試合の登板で、チームトップでキャリアハイとなる28ホールドをマーク。防御率0・99は、今季パ・リーグで50試合以上に登板した16投手の中では、同僚のモイネロ(1・03)を抑えるトップと、安定感は抜群だった。

 プロ野球でシーズン50試合以上に登板し、防御率を0点台に抑えたのは11年浅尾拓也(中)の防御率0・41を筆頭に史上17人目で18度目の快挙。ソフトバンクでは12年の岡島秀樹が56試合で防御率0・94を記録して以来10年ぶり2人目となった。

 また、17年からは58試合→67試合→54試合→50試合→58試合→56試合と6年連続6度目のシーズン50試合登板をクリアした。チームでシーズン50試合以上の登板を6度以上マークしたのは、南海時代に9度記録した皆川睦男を筆頭に5人目。そのうち、6年以上続けたのは、14~20年森の7年、98~03年吉田修司(当時ダイエー)の6年に次ぎ3人目で、左腕では吉田に並ぶ最長期間になった。

 球団タイ記録の7年連続50試合登板が懸かる来季。シーズン閉幕日にオリックスに逆転されてVを逃した今季の悔しさを晴らすためにもフル回転を続ける。 (記録課・志賀 喜幸)

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2022年12月16日のニュース