現役ドラフトで西武から加入した日本ハム・松岡 チームのミレニアム年代の先頭に立つ!

[ 2022年12月16日 06:00 ]

会見を終え、稲葉GMと握手して写真に納まる松岡(左)(撮影・高橋茂夫)
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 「花の18年組」に負けん!現役ドラフトで西武から加入した松岡洸希投手(22)が15日、札幌市内の球団事務所で稲葉篤紀GM(50)とともに入団会見に臨んだ。年俸は600万円(推定)で背番号は68に決まった。チームの00年度生まれの同学年となる18年ドラフト組には、吉田輝星投手(21)ら甲子園で活躍した選手が6人在籍。来季からはドラフト1位・矢沢宏太投手(22)ら3人も加わり計10人とチームで最も多いミレニアム年代の先頭に立つ活躍を誓った。

 テレビ越しに憧れを抱いていたあの夏から4年。18年夏の甲子園を沸かせた男たちと、現役ドラフトを通じて同じチームとなった。「甲子園で吉田君を見ていて憧れていたくらい」。松岡はそう話しつつも、「この世界にいる以上は誰にも負けたくない。プレーで引っ張っていく存在になりたい」と同世代にライバル心を燃やした。

 チームメートの00年度生まれには6人が在籍する。中でも18年ドラフト組は吉田、野村、万波ら甲子園で活躍した選手が多い。桶川西(埼玉)3年夏の北埼玉大会初戦では野村のいる花咲徳栄に敗れて甲子園出場経験はないが、同世代に負けるつもりはない。

 右横手から投げ込む150キロ近い速球が武器。西武時代は1軍登板は7試合だけだったが、今季は2軍で31試合に登板。特に6月以降は13試合に登板して20回2/3でわずか3失点、防御率1・30をマークしていた。稲葉GMも「2軍の成績を見ていても空振りが取れる。今後長い目で見て、まだまだ成長できる」と期待を込めた。

 来季からドラフト1位・矢沢(日体大)ら同世代の大卒3人も加わり、ミレニアム年代は計10人とチームで最も多くなる。友人の結婚式の帰り道で移籍を知らされたという松岡は「ショックは一つもなかった。もう絶対に活躍してやるという気持ちの方が大きかった」。反骨心を胸に、同世代をけん引する投手となる。(清藤 駿太)

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2022年12月16日のニュース