松坂大輔氏「サイヤング賞を獲るのはダルビッシュ投手」と断言 平成の怪物から見たすごさとは

[ 2022年12月16日 21:05 ]

松坂大輔氏
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 西武やレッドソックスなどで活躍し、日米通算170勝を挙げた松坂大輔氏(42)が16日、自身のYouTube「松坂大輔official YouTube」を更新。かつて日本代表でもチームメートとなり、球界屈指の捕手で中日監督も務めた谷繁元信氏(51)と「球界NO・1投手」について語り合った。

 松坂氏は「誰が一番ですかと言われるんですけど、僕はアメリカでもサイ・ヤング(賞)を獲るのはダルビッシュ投手だと思います。田中マー君が(ヤンキースで)バリバリやっているときも、“ダルビッシュ投手の方が上だと思います”と言ってきた」と語った。

 谷繁氏が「(エンゼルスの)大谷翔平もすごいと思うんだけど、ダルビッシュの研究熱心さというか」と語ると、松坂氏も同調。「(ダルビッシュは)ストレートもあの年齢で球速を上げてきたりとか、新しい球種を増やせば、それがしっかり勝負球にも使えたりするし、すごいなと。新しい姿を見せてくれるたびにすごいなと思いますね」と絶賛した。

 谷繁氏は「ダルって全球種がカウント球にもなるし、勝負球にもなる」と語ったところで、松坂氏が「(捕手としてリードするのは)迷わないですか?」と質問。谷繁氏は「全然迷わない。(打者の球種のヤマを)張られないようにというだけ。そこだけ気をつける」と語った。

 ダルビッシュはレンジャーズ時代の2013年、そしてカブス時代の2020年と2度、サイ・ヤング賞の投票で2位に入っている。今季も36歳シーズンで30試合に登板し、16勝8敗、防御率3・10の成績を残した。常に進化を続ける右腕は、来年3月のWBCへの参加を表明。松坂氏が大会MVPを獲得した09年大会はダルビッシュが準決勝、決勝とクローザーを務め、世界一となった。今回は侍ジャパンのエースとしてその時以来の世界一への期待がかかっている。

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