1軍未昇格の阪神・鈴木に“青柳先生”が金言「1軍で活躍している選手は考え方が違う」

[ 2022年12月16日 05:15 ]

<阪神ゲストティーチャー>生徒たちと記念撮影に納まる鈴木(前列中央右=28)ら(撮影・北條 貴史)
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 阪神・鈴木が15日、西宮市の山口小学校を「ゲストティーチャー」として訪れ、子供たちと交流した。今回招かれた桐敷、岡留、豊田の21年ドラフト同期4人のうち一人だけ1軍昇格がないまま1年目を終了。“青柳先生”からの教えを胸に2年目の飛躍で手本を示す決意を明かした。

 「テレビなどで(同期の活躍を)見ていて凄く悔しかった。今年は先輩からたくさんのことを学んだ。青柳さんには“1軍で活躍している選手は考え方が違う。失敗も含めて経験は大事”と言われた」

 ドラフト2位の大卒即戦力として期待されながら、春季キャンプから制球に苦しみ、2軍でも13試合で1勝1敗、防御率8・06。春先には新型コロナ感染明けで鳴尾浜で調整中だった青柳と近くで接する機会に恵まれた。戦列復帰後のエースは終わってみれば出遅れを物ともしない13勝、防御率2・05、勝率・765の好成績でリーグ3冠。金言の説得力は一段と増し、「1軍で活躍するために必要なこと。しっかり取り入れてやっていきたい。来年は今年達成できなかった初勝利を目指したい」と気持ちを新たにした。

 子供たちには“先生役”として「体を目いっぱい動かして、楽しんでいきましょう」と指導。次は自ら範を示す番だ。 (長谷川 凡記)

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2022年12月16日のニュース