「1番DH吉田」レッドソックスの地元記者が提案する優勝争いに必要な5項目

[ 2022年12月16日 09:36 ]

レッドソックスの本拠地、フェンウェイパークで会見に臨んだ吉田正尚(撮影・杉浦大介通信員)
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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のレッドソックス担当チャド・ジェニングス記者が15日(日本時間16日)優勝争いに加わるための5つのステップを提案している。

 1つ目はFA左腕カルロス・ロドン(30)との契約。7年総額2億1千万ドルを求めていて、ケガが多いことを考えるとリスクはあるが、このチームにはエースが必要だとしている。

 2つ目はパイレーツから出たがっているブライアン・レイノルズ中堅手(27)をトレードで獲得すること。エンリケ・ヘルナンデスを二塁手で、トレバー・ストーリーを遊撃手で起用できる。打率・262、27本塁打のレイノルズが入ればFAで抜けたザンダー・ボガーツの穴を埋められる。

 3つ目はカージナルスのタイラー・オニール左翼手(27)のトレード獲得。吉田正尚がいるが、今打線に求められるのは右打者。外野が余っているカージナルスと交渉する。オニールは2度ゴールドグラブ賞に輝き、足も速いアスリートだ。

 4つ目はベテラン左腕リッチ・ヒル(42)との再契約。ロングリリーフ、先発とスイングマンで起用する。

 5つ目はラファエル・ディバース三塁手(26)との契約延長。ムーキー・ベッツ、ボガーツを失ったが、これ以上生え抜きのスーパースターを手放すべきではないと主張している。

 吉田については、レッドソックスは打力をアンドルー・ベニンテンディのレベル(通算打率・279、出塁率・351)と見ているが、もしNPB時代のように長打力も見せられれば、かなりのアップグレードになると期待している。ベニンテンディは通算の長打率が・431だった。

 最後にこの提案通りになったとして、ラインナップを予測。1番DH吉田、2番中堅レイノルズ、3番三塁ディバース、4番遊撃ストーリー、5番右翼アレックス・バードゥーゴ、6番左翼オニール、7番一塁トリストン・カサス、8番二塁ヘルナンデス、9番捕手リース・マグワイアになる。レッドソックスのハイム・ブルーム編成本部長はウインターミーティングで「このオフに7人~9人の選手を加える」と明かしていたが、ここまでまだ4人。補強は続く。果たしてジェニングス記者の提案通りに行くのか?

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2022年12月16日のニュース