吉田正尚 Rソックス入団会見一問一答 松坂大輔氏からアドバイス受けていた「ボストンは…」

[ 2022年12月16日 08:46 ]

(左から)サム・ケネディ球団社長・CEO、編成部門トップのハイメ ・ブルーム氏、吉田、代理人のスコット・ボラス氏(撮影・杉浦大介通信員)
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 ポスティングシステムを通じてオリックスからレッドソックスに入団が決まった吉田正尚外野手(29)が15日(日本時間16日)、米ボストンのフェンウェイパークで入団会見を行った。

 吉田の契約は5年総額9000万ドル(約122億4000万円)と伝えられている。壇上に登場し、スコット・ボラス代理人の隣に座った吉田は、編成部門トップのハイム・ブルーム氏の持つユニフォームに袖を通した。その後、英語で「こんにちは、私は吉田正尚です。初めまして。私は29歳です。オリックス・バファローズで7年間プレーしました。英語は話せません。とても緊張しています。英語を学び、娘たちより早く話せるようになりたいです。レッドソックス・ネイションの一部になれたのは名誉です。ベストを尽くします。ありがとうございました!」とスピーチして集まったメディア、関係者から拍手を浴びた。

▽以下、吉田の会見での一問一答

――メジャー30球団ある中で、レッドソックスを選んだ理由は
「一番いい評価をしていただきました」

――ポスティング公示から初日に契約が決まったことには驚いているか
「びっくりしました(笑い)」

――フェンウェイパークの印象は
「テレビでは見ていたんですけど、今日、初めて生で見て、(グリーンモンスターが)すごく高くて、すごく歴史のある球場だなというのはすごく感じました」

――レッドソックスでプレーした日本人選手、松坂大輔や上原浩治と話したり、アドバイスをもらったのか
「特にはないんですけでも、松坂さんとはツイッターで“ボストンは寒いのでダウンジャケットを持って来てください”って言われました(笑い)」

――どんなプレーを大リーグで見せたいか
「日本で今まで7年間やってきて、打撃の部分が自分で長所だと思っています。今までチームを勝利に導くことをテーマにオリックスではプレーをしていましたので、引き続きまたボストンでもそういう活躍ができればいいなと思います」

――来季の意気込みは
「今年オリックスで日本シリーズを取りましたし、チームとしましてはワールドチャンピオンを目指して、その一員になれるように精一杯頑張りたいと思います」

――歴史あるチームから5年総額9000万ドルという好契約。この高い評価をどう受け止めているか
「この契約にはすごく正直びっくりしました。まずポスティングを認めていただいたオリックス球団に感謝していますし、このようなオファーをしていただいたボラスコーポレーションの方、そしたチャンスをいただいたボストン・レッドソックスに本当に感謝しています。僕がやることは精一杯プレーし、プレーでお返しできることが最善だと思います」

――レッドソックスでは一番打者として期待されている。今日、インスタライブで一番は厳しいとも話していたが…
「あまり一番というのは経験がないので、(インスタライブで)そういうことを言ったのですが、本当に任されたポジションで自分の役割というか、今まで日本でやってきたように強くボールをコンタクトしていくことはどの打順でも変わりないのかなと思っています」

――レッドソックスの打者で、子供の時から見てきた選手はいるか
「日本人選手が(レッドソックスで)プレーしていた時に、テレビでよく拝見していました。その時はやっぱり、マニー・ラミレス、デービッド・オルティス、ビックパピですね(笑い)。すごくインパクトありましたし、バッティングでファンを引き付ける。僕もその一人でした」

――ボストンの街の印象は
「本当に歴史のある街で、日本にはあまりないような雰囲気がありまして、非常に住むのが楽しみです」

――ポスティング期間は45日間になってまだ時間があった。時間をかけて他の球団と話すなどという考えはなかったか。レッドソックスのオファーが良かったので迷いなかったのか
「(重要なのは)やっぱり一番自分がプレーをしやすいといいますか、一番プレーしやすい環境、フィールドも含めてですけど。日本人のスタッフの方もいらっしゃいますし、自分が本当にいいプレーができる環境だと思いましたので、決断しました」

――初めて大リーグに挑戦したいと思ったのはいつ頃か
「小学生の頃から、テレビでは拝見していましたけど、プロに入ってからたくさんの先輩方がメジャーでプレーをしている姿を見て、自分もいつか大リーグの舞台でプレーしたいなという気持ちになりました」

――レッドソックスのブルーム編成本部長らに会ったのはきょうが初めてか
「はいそうです」

――通常であれば、球団側と話し合いの場などを設けるが不安はなかったか
「ボラスさんを信じました」

――日本の球場でフェンウェイパークのグリーンモンスターのような左翼はあるか?
「札幌ドームがありますけど、それ以上に高いと思います」

(杉浦大介通信員)

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