広島・野間の3大目標 初の全143試合出場!打率3割!新井監督背番号と同じ「25」盗塁!!

[ 2022年12月16日 05:00 ]

新井監督が掲げる機動力野球の先頭に立ち、来季目標に3割、25盗塁を挙げた広島・野間
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 広島・野間峻祥外野手(29)が15日、広島市南区の球団事務所で交渉し、1900万円増の年俸5000万円で単年契約を結んだ。野手の主将を務めた今季は出場85試合で打率・312をマーク。来季目標には初の全143試合出場、規定打席クリアしての打率3割、新井監督の背番号と同じ「25」盗塁を掲げ、機動力野球復活の先頭に立つ意欲を示した。

 単年で来季の契約交渉を終えた野間はスッキリした表情だった。取得した国内FA(フリーエージェント)権を行使せず、1900万円増の年俸5000万円でサイン。いくばくかの心残りと充実感を胸中に抱きつつ、会見では球団への感謝の思いを口にした。

 「ここ数年はケガがちでありながら、FAということもあってしっかり評価、期待をしてもらっている。そういう感じです」

 春先に出遅れ、出場85試合にとどまった今季。「野手の主将をやらせてもらいながら春先は1軍を外れ、悔しかった」。その中で残した打率・312は自己ベスト。8年目で初めて安打数(99本)が出場試合数を上回り、自己最多となる21本の二塁打も放った。

 「手応えめいたものは少しありましたが、1年間出た中で3割打てるようにオフからしっかり練習したい」

 練習で緩い山なりの球を打ち込む巨人・丸に倣い、昨オフにスローボール専用マシンを購入し、兵庫県内の自主トレ先に設置。「速球と違い、緩い球はいいスイングで打ち返さないと飛ばない」。数字に表れた成果をもとに、新春も高みを目指して汗を流す予定だ。

 「全試合に出たい。ケガしない体づくりに取り組み、体調を整えながら頑張りたい」

 来季目指す初の全143試合出場。達成すればイメージは大きく変わる。さらには、規定打席に到達しての打率3割。新井監督が掲げる機動力野球でも、復活への旗手となる意気込みだ。18年の自己最多17盗塁を超え、指揮官の背番号と同じ25盗塁を目標設定する。

 「フルに(試合に)出れば何とかなりそうですけどね。走って動ける体にしていかないと、なかなか厳しい数字かなと思うので(コンディションを)整えながらやっていけば」

 ノーモア離脱。チーム屈指の脚力を持ち、体調面さえ整えばタイトルだって狙える。来季こそ外野の定位置を確保し、野間が打って守ってグラウンド狭しと走り回る。 

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2022年12月16日のニュース