Rソックス加入の吉田正 ボストンから第一声「大谷君楽しみ」屋外球場に「不安はありますが、新鮮」

[ 2022年12月16日 02:30 ]

ソフトバンク・柳田、元中日の藤井淳志氏とのオンライントークショーに出演したレッドソックス・吉田
Photo By スポニチ

 オリックスからポスティングシステムでレッドソックスと契約合意した吉田正尚外野手(29)が15日早朝(日本時間15日夜)、米マサチューセッツ州ボストンからオンライントークショーに生出演し、新天地からの第一声を寄せた。エンゼルス・大谷翔平投手(28)との対戦を熱望するなど、15日午後4時(同16日午前6時)に予定する本拠地フェンウェイ・パークでの入団会見を前に決意を新たにした。

 吉田正は既に新天地にいた。オンライントークショーの後半に登場。ボストンに到着していることが紹介され、心境を明かした。

 「大谷君、ダルビッシュさん、千賀さんも、日本人投手との対戦も楽しみですし、バリバリのメジャーリーガーとも対戦したい。ルーキーのような気持ちで、また新しく、ぶつかっていきたいです」

 日本から移籍した野手では、カブス・鈴木を上回る歴代最高額となる5年総額9000万ドル(約122億4000万円)で7日に契約合意。現地での身体検査も無事に終えたもようだ。

 レ軍に所属する日本選手は9人目で、野手は初めて。「(屋外球場の守備の)不安はありますが、新鮮なので。早くいろんな球場、ボールパークに行ってみたい」。13日には球団OBの松坂大輔氏(本紙評論家)からSNSで防寒上の助言を送られ、「参考にさせていただきます」と絵文字付きで感謝を述べていた。「(ボストンは)寒いです。ナイターは5月くらいまで寒いと。北海道みたいな感じ」と振り返った。

 現地で「即戦力の1番打者」などと報じられていることに「1番はキツいかな。慣れているのは3番ですね」とし、「ベースボールと野球で全然違うから早く慣れた方がいい…と聞きました。サインは、ほぼなく、パワーとスピード。英語を話せないのは痛いですが、積極的にコミュニケーションを取っていきたい。頑張ってきます」と力を込めた。

 年明け1月初旬から沖縄でオリックスなどの若手野手と自主トレを予定。「20日間くらい沖縄でやります。(米国には)早めに入って準備しようかなと思っています」。メジャーリーガーとして新たな一歩を踏み出すときが来た。 (湯澤 涼)

 ▽過去の吉田正VS大谷 16年9月13日、札幌ドームでの2打席(二ゴロ、遊ゴロ)、17年7月12日、京セラドームでの1打席(一併)の通算3打席で3打数無安打。

《オンライントークショーに柳田も参加》オンライントークショーは動画サービス「PIA LIVE STREAM」で生配信。現役時代に吉田正と自主トレするなど親交がある元中日の藤井淳志氏(41)が司会を務め、ソフトバンク・柳田も出演した。吉田正は時差を配慮され、開始から1時間後の午前6時(日本時間15日午後8時)から登場。背後に映る窓の外の様子はまだ薄暗く、「遅れて、すみません」と照れていた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月16日のニュース