西武　大谷元同僚獲り！金色長髪トレードマークの右打ち一塁手・マキノン

西武が獲得を狙うマキノン（撮影・篠原岳夫）
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　西武が新外国人候補として、今季途中までエンゼルスで大谷と同僚だったデービッド・マキノン内野手（28＝前アスレチックス）の獲得調査を進めていることが15日、分かった。4番打者として、同い年の3番・大谷とクリーンアップも組んだ強打者だ。

　松井新監督のもと船出した10月、渡辺久信GMは「チームをこれからつくっていく段階。外国人も含めた中で監督にも相談してやっていきたい」と語っていた。白羽の矢を立てたのが今季3Aの79試合で打率・318、15本塁打のマキノンだ。

　27歳だった6月にエ軍でメジャーデビューした苦労人。大谷が「2番・投手兼DH」で出場して自己最多13三振を奪って6勝目を挙げた6月22日のロイヤルズ戦で、メジャー初打点で決勝打となる先制犠飛と、同初安打となる適時打を放ち援護した。トレードマークは金色の長髪。髪形が似ていることからアメコミのヒーロー「マイティ・ソー（雷神）」の愛称を持つ剛腕シンダーガード（現ドジャース）と2人で「ソーブラザーズ」と呼ばれ話題を呼んだ。

　学生時代は野球とサッカーの二刀流。高校ではゴールキーパーとしてマサチューセッツ州代表に選ばれた。メジャーでは22試合で打率・140、6打点ながら、まだ28歳と若く、マイナーでは通算357試合で打率・294、36本塁打、210打点と実績十分だ。

　本職は山川が守る一塁だが、三塁の経験も豊富。三塁は来年40歳の中村が54試合出場したのが今季チーム最多で計10人が守った。最速157キロの中継ぎ右腕ティノコ（前レンジャーズ）の獲得調査も進めており、交渉がまとまれば今オフの外国人補強第2弾となる。

　◆デービッド・マキノン　1994年12月15日生まれ、米マサチューセッツ州出身の28歳。17年ドラフト32巡目（全体955番目）でエンゼルスから指名。22年6月18日のマリナーズ戦でメジャーデビュー。8月に40人枠を外れアスレチックスに移籍。メジャー通算22試合に出場し打率.140、0本塁打、6打点。1メートル88、90キロ。右投げ右打ち。