【中日先発投手の今季成績一覧】先発6枚揃わず最下位の一因に　涌井補強でローテに厚み

中日・阿部寿樹内野手（右）と楽天・涌井秀章投手
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　中日・阿部寿樹内野手（33）と楽天・涌井秀章投手（36）の交換トレードが成立したことが15日、分かった。近く両球団から発表される。

　中日とすれば、先発投手は喉から手が出るほど欲しいピースだ。今季の先発は大野雄、柳、小笠原、高橋宏、松葉の5人が主にローテーションに入って回したが、6人目はいわゆるローテの谷間だった。先発登板数が多い投手として6番目は勝野と上田の8試合。勝野は未勝利、上田は1勝どまりで、谷間で苦しんだ感がある。その他でも福谷、岡野、笠原が1勝。先発の駒不足は最下位に低迷した一因でもあった。

　涌井は04年ドラフト1位で西武に入団し、通算154勝。今季は故障もあり、10試合登板で4勝3敗、防御率3・54にとどまったが、3球団で計4度の最多勝を獲得した実力は健在で、初のセ・リーグでも活躍が見込める。

【今季中日投手の先発試合数】
　柳　　24試合（9勝）
大野雄　23試合（8勝）
小笠原　22試合（10勝）
高橋宏　19試合（6勝）
松　葉　19試合（6勝）

勝　野　8試合（0勝）
上　田　8試合（1勝）
福　谷　5試合（1勝）
岡　野　4試合（1勝）
笠　原　4試合（1勝）
岡　田　2試合（0勝）
鈴　木　2試合（0勝）
根　尾　1試合（0勝）
橋　本　1試合（0勝）
藤　嶋　1試合（2勝）
※（）内は先発、中継ぎ問わず、今季の勝利数