楽天・涌井―中日・阿部の緊急トレード 竜党は悲喜こもごも「楽しみ」「どうやって点取るのよ」

[ 2022年11月15日 13:37 ]

中日・阿部寿樹内野手(右)と楽天・涌井秀章投手
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 中日は15日、阿部寿樹内野手(33)と楽天・涌井秀章投手(36)の交換トレードが成立したと発表した。先発投手の強化を目指す中日と野手の底上げを狙う楽天の思惑が一致した。

 先発投手として実績十分な涌井の獲得は大きいが、一方で阿部放出は、中日にとっては大きな「決断」だ。今季は開幕直後は二塁を守ったが、石川昂の故障による離脱後は三塁に回り、打率・270、9本塁打、57打点と勝負強い打撃で打線の中軸を担った。本塁打、打点はともにビシエドに次ぐチーム2位の成績だった。

 トレード成立が発表された直後から、SNS上でも大きな話題に。「阿部ちゃん」「ビシエド」「立浪監督」などが続々とツイッターのトレンド入りした。

 「涌井さんにシンカー伝授されてから柳が覚醒したし、2人がチームメイトになるのはお互いに大きな刺激になって良いと思う。仲良しな先輩後輩のやり取りが楽しみ」と涌井の獲得を喜ぶ声も多かったが、一方で阿部の打棒を惜しむ声も。今季本塁打数でチーム3位のA・マルティネスも退団が決定したばかりで、「ビシエドの次に打ってた人を…。どうやって点取るのよ」「チームを変えるのは良いんだけど打つ方なんとかなるんかな?アリエルは別としても三ツ俣と阿部さんは意図して放出してるので」と、不安がる声もあった。

 また、阿部は岩手出身で地元に帰ることもあり、「阿部ちゃんありがとう。地元楽天で輝いてくれ!」と声援を送るファンも多かった。

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