ソフトB・千賀 メジャー挑戦の決意表明「MLBでプレーする思いを持ち、叶えるための行動をしてきた」

[ 2022年11月10日 15:00 ]

ソフトバンク・千賀
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 今季中に取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使してのメジャー挑戦を表明しているソフトバンク・千賀滉大投手(29)が10日、球団を通じてコメントを発表。さらなる活躍の場を海の向こうに求めた率直な思いと決意を表明した。

 メジャーを志すきっかけとなったのは、世界一を競う最高峰の舞台での経験だった。「WBC・ロス(2017年)でのマウンドが心に響いて以来、ずっとMLBでプレーすることへの思いを持ち、それを叶えるための行動をしてきました」。2017年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。千賀は侍ジャパンの一員として4試合に登板するなどフル回転した。第2ラウンド・イスラエル戦では先発し、5回1安打無失点の好投で準決勝進出に貢献。準決勝・アメリカ戦でも2番手として2回を投げて5三振を奪うなど、能力の高さを世界に見せつけた。4試合、計11回を投げ、防御率0・82。代名詞の“お化けフォーク”を武器に、世界の強打者から、イニング数を大きく上回る16個の三振を奪った。日本から唯一、大会ベストナインにも選出された。

 思いは日増しに強くなるばかりだった。そのためにグラウンド内外で真摯(しんし)に野球と向き合ってきた。「能力を高めるためだったり、いろんなことに適応するためのチャレンジをしてきましたし、自身を変える強さも持てました。その結果、まだどこかと契約できたわけではないですが、憧れてきた舞台が目の前までは来ているのかなと感じています」と振り返った。

 2010年育成4位でソフトバンクに入団。12年間所属したチームに深い愛着と感謝の思いもある。「球団(ホークス)には、これからの挑戦を応援していると言ってもらいました。今後どうなるのか僕自身まったくわかりませんが、これまで同様、自分を高めるための努力を怠らずに日々過ごしたいと思います」。積み重ねてきたものに自信を持ち、覚悟を持って海を渡る。

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