侍ジャパン栗山監督「朗希にとって意味のあったいい試合」強力打線には「自分の判断が間違わないように」

[ 2022年11月10日 23:19 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本代表9―0豪州代表 ( 2022年11月10日    札幌D )

<豪・侍>佐々木朗を迎える栗山監督(撮影・篠原岳夫)
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 野球日本代表の侍ジャパンは10日、強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」のオーストラリア戦に9―0で快勝。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドで同じB組に入った相手に2連勝を飾った。

 投手陣では初選出となった先発の佐々木朗希投手(21)が4回無失点。同じく初選出のヤクルト・高橋奎二投手(25)が2回1安打無失点、9回を締めた巨人・大勢投手(23)が3者連続三振。打っても1番で先発フル出場した塩見泰隆外野手(29)が4打数3安打2打点2盗塁と、投打に初選出組が躍動した。

 試合後の栗山英樹監督(61)の試合後のインタビューは以下の通り。

 ――投打がかみ合っての強い勝ち方。
 「試合はもちろん勝ち切らなきゃいけないんですけど、4試合やらせてもらって、これからどういうふうに課題をつぶしていかなきゃいけないというのはいっぱいありますけど、その中でも選手たち、日本の特長であるピッチャーがしっかり投げて、しっかり抑えて、先手を取ってというね、そういう試合展開にはなっているので。その選手たちをしっかりと来年(の本大会で)生かしてあげられるように、じっくりこれから考えてやっていきたいと思います」

 ――佐々木朗希投手から完封リレー。
 「本当にみんなね、ある意味、内容が素晴らしかったピッチャーもいるし。朗希に関しては、逆にこう、今回投げて、ボールの滑りだったり、そういうものを確認してもらったので、逆に課題がはっきりしたし、すごく意味のあったいい試合だったなという気がします」

 ――打線も活発だった。
 「これだけのメンバーが揃っていると、いろいろな展開、形があると思うので、試合に応じて自分の判断が間違わないように。かなり難しいことではありますが、しっかり考えてやりたいと思います」

 ――来年3月のWBCに向かっていく。
 「個人的なことにはなりますが、本当に10年間、ここ(北海道)で色々なことを学ばせてもらって、北海道のみなさんにも“いってきます”という形になりますけれども、日本の野球が頂点に立てるように、全力を尽くして頑張ってきます。ありがとうございました」

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