ダルビッシュ Wカードシリーズ初戦先発へ「あまりエキサイトしすぎないように、いつも通り投げたい」

[ 2022年10月7日 08:12 ]

パドレスのダルビッシュ(AP)
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 大リーグのポストシーズン開始を翌日に備えた6日(日本時間7日)、メッツとのワイルドカードシリーズ第1戦に先発するパドレスのダルビッシュ有が記者会見に登場した。

 レギュラーシーズンでも開幕投手を務めたダルビッシュは、今季いずれもチームトップの16勝、197奪三振、194回2/3と好成績をマーク。シーズン中に101勝を挙げたメッツとのプレーオフ第1戦でも先発の大役を任された。通算201勝の右腕マックス・シャーザーとの投げ合いになる。この日の会見での一問一答は以下の通り。

 ――今回の機会にどれだけエキサイトしているか。過去のプレーオフ経験から何を学んできたか。

 「すごく楽しみにもちろんしています。でも過去のプレーオフというのは結構、前の感じがするのでわからないですけど、とにかく今回はあまりエキサイトしすぎないように、いつも通り投げたいと思います」

 ――好調を保ったままポストシーズンに臨むことは自信になるか。

 「すごくいい状態では来ていると思いますし、すごく自信を持って投げられると思います」

 ――今季、メッツとは2度対戦した。そこで研究したことは助けになるか。

 「いいピッチングはできてますけど、たまたまだっていうふうには思っています。(ただ、)過去2試合も含めて、その映像とか、自分がどういうふうに攻めたかっていうのは使えるので、いい方向に持っていけたらいいなと思います」

 ――こういう重要な試合では準備のプロセスは変わるのか。

 「特に日頃と変えたふうなところはないですけど、過去2試合、今年に対戦しているっていうのもあって、ある程度、頭に入っているっていうところはあるので、すごく楽しく勉強はできました」

 ――対戦相手が直前に決まることの影響は。

 「一応、カージナルスも見てましたし、メッツもそうでしたし、クリンチする前は(シーズン最終戦に対戦の可能性があった)ジャイアンツも見ていました。いっぱい見ているというのはいいことなので」――特にメッツ戦で好成績を残せた理由は「運です。たまたまです。他のチームと違う勉強の仕方をしたわけでもないし、メッツは今見ててもすごくいいバッターがいっぱいいるので、本当にたまたま自分のいいところに投げられたっていうこと。あとは相手のその時の調子とか、そういうのがあったんじゃないかなと思います」

 ――過去数ケ月、好調の要因になったのは。

 「コマンドが特に真っ直ぐ系に関しては安定していた。シーズンはじめの方はすごく変化球、変化球ってところを、(後半は)逆をついて真っ直ぐでいったりとか、そういうことができていたのはよかったんじゃないかなと思います」

 ――今季は楽しそうに投げていたが、このチームの好きなところは。

 「いつも言うけど勉強しているときは楽しいし、結果として出るときは楽しいですけど、一応、プロとしてここにいるので、自分がパドレスに求められていることをちゃんとするってことだけを考えています。このチームはすごくみんな明るいので、飛行機の中でもそうだし、そうやってその中でこの歳になって一緒に野球をやっていけるっていうのは幸せだと思います」

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2022年10月7日のニュース