落合博満氏「3冠王獲ったらやってください」 結婚1年目、85年開幕前に稲尾監督と交わした約束

[ 2022年10月7日 17:00 ]

落合博満氏と信子夫人
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が7日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。信子夫人(78)も出演し、結婚1年目の生活を振り返った。

 落合氏と信子夫人は1984年12月に結婚。落合氏は翌85年には打率.367、52本塁打、146打点で2度目の3冠王を獲得した。打率は当時の右打者歴代最高打率で、本塁打は当時のパ・リーグタイ記録、そして打点は現在もパ・リーグ記録と、ハイレベルな数字を残した。

 実は落合氏は当時のロッテ・稲尾和久監督に開幕前にとんでもない約束を取り付けていたという。落合氏は「(オフに)披露宴をやってくださいという約束事をね。そしたら、“おう、分かった”という返事をもらった」と話し、スタッフが「3冠王を獲ったらということ?」と聞くと「そう。獲らなかったらなかったということ」と語った。信子夫人はこの重大な約束事を「知らなかったのよ。そんなお約束をしているとは。披露宴のことは、まだスタートする前に約束してたのは全然知らなかったから。(知った時は)飛び上がって嬉しくて…」と回想した。

 落合氏は82年に3冠王を獲得後、83年は首位打者で、84年は無冠に終わった。特に84年は阪急のブーマーが3冠王を獲っただけに「あれはブーマーが獲ったっていうのが影響してると思う。何で3つ(三冠王)獲られるんだよっていうものがね。負けん気が出たんだろうと思う」とし「それだけ自信があったってことなんだろうと思う」と語った。

 1985年12月、約束を果たした落合氏は信子夫人とともに、都内で「落合博満を讃える会」を開催した。「第1部は3冠王のパーティーで。2部は披露宴」と落合氏。披露宴の様子について、信子夫人は「山城新伍さんが司会で、桜田淳子さんでしょう、それから松山千春さん、細くてね、かっこよかったね。あとは有藤(通世)さんも出て下さった」と話した。着物やドレスをまとった信子夫人について問われた落合氏は「きれいでしたよ」と照れ笑いを浮かべながら語った。

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2022年10月7日のニュース