【阪神に最適なドラフト候補(野手編)】補強ポイントは「右打者」 高松商・浅野が筆頭

[ 2022年10月7日 05:15 ]

高松商・浅野

 20日のドラフト会議を2週間後に控えた6日、高校、大学ともにプロ志望届の提出期限を迎えた。今年は高校生154人、大学生187人が提出。スポニチでは現時点で支配下登録されている阪神の投手陣、野手陣の年齢分布表を元に、それぞれの補強ポイントを割り出し、投打それぞれに最適なドラフト候補を探った。

 阪神野手陣の補強ポイントはズバリ、「右打者」だ。現状のレギュラーで右打者は、捕手を除けば大山のみ。特に内野手に25歳以下の右打者不在と層が薄い。とはいえ、ポジションにこだわらず、強打の右打者に照準を定めることが先決だ。

 その筆頭候補は、今夏の甲子園大会で3本塁打など高校通算68本塁打の高松商・浅野翔吾だ。1メートル71と小柄ながら50メートル走5秒9、遠投110メートルと身体能力は抜群。高校では外野だったが、同校の長尾健司監督は「打球への勘が良いので二塁、三塁も守れる」と話しており、大きな可能性も秘める。次代を担う主軸候補として、ぜひ戦列に加えたい逸材だ。

 浅野に続くのは中大・森下翔太だ。東海大相模で高校通算57本塁打、東都リーグ通算8本塁打(6日現在)の長打力が持ち味。1メートル82、90キロと体格にも恵まれる。立大・山田健太も強打の内野手で、大阪桐蔭では中日・根尾、ロッテ・藤原らとともに甲子園大会で春夏連覇を達成。大学でも1年春からレギュラーをつかみ、リーグ通算8本塁打(同)と実績も十分だ。

 高校生では通算53本塁打の日本航空石川・内藤鵬も魅力十分。1メートル80、100キロの偉丈夫で、スイングスピード160キロ超。動きも柔らかく、伸びしろがある。また大阪桐蔭・松尾汐恩は貴重な打てる捕手。甲子園通算5本塁打の強打に加え、強肩も兼備する。1年夏までは遊撃手で、同秋に捕手転向後も継続して内野にも取り組んでおり、プロでは内野手起用も視野に入る。

 他には天理大・友杉篤輝、天理・戸井零士らも有力候補。左打者では早大・蛭間拓哉、中京大・沢井廉、京都外大西・西村瑠伊人らが上位候補に入る。

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