日本ハム堀瑞輝、新春の誓い 2年連続ホールド王&栗山侍ジャパン入り

[ 2022年1月3日 09:13 ]

トラ柄のマントを羽織ポーズを決める堀(撮影・高橋茂夫)
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 寅年(とらどし)の1998年(平10)に生まれた「年男」、日本ハムの堀瑞輝投手(23)に新春の抱負を聞いた。昨季は42ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手賞を受賞。2年連続タイトル獲得と、昨季まで日本ハム監督を務めた栗山英樹監督(60)が指揮を執る侍ジャパン入りを目標に掲げた。(聞き手・東尾 洋樹)

 ――新年おめでとうございます。今年の目標は。
 「登板数は50試合はいきたいし、ホールドはしっかり取っていきたい。具体的な数字は難しいけど、今年もしっかりやってタイトルがついてくるように頑張りたい。昨季は運もあったので、今度は自分の手でしっかりと獲りたい」
 ――ともに自主トレも行う師匠の宮西は昨季まで14年連続50試合登板を達成した。
 「1年やるだけでも本当にしんどい。あれを5年、10年と続けていくのは本当にしんどいと思う。ミヤさんはマジで凄すぎます。いずれは“ミヤさん、楽してくださいよ”と言えるくらいの成績を残したい」
 ――昨季を振り返って。
 「本当に全てがうまくいった。切り替えがうまくできるようになったことが良かった」
 ――打たれても引きずらなくなった。
 「走者が出ても“点を取られなければ、まあいいや”と。長いシーズンなので、こういう日もあるよと思うようにした。(周囲からの)見え方は悪くなったんじゃないかと思うけど、シーズンを通しての結果を見たら明らかに良くなっている」
 ――誰に言われた。
 「(昨オフ)宮西さんと自主トレをしている時に“考えすぎや”と言われた。深刻に話していた感じでもなく、練習の合間にパッと言われた感じ。“あっ、そっか~”と自分の中で納得した」
 ――スライダーの曲げ方を変えた効果はあったか。
 「(今まで投げていなかった)右打者の外角スライダーを有効に使いつつ、カウントを取るスライダーと三振を取りにいくスライダーを分けていた」
 ――右打者の被打率が20年の・320から・222。右打者に対しての直球の被打率も・385から・234と向上した。
 「前まで右打者は内角一本だった。昨季は外角から入ったりいろいろできたので、数字に表れたと思う」
 ――新庄監督の期待も高い。
 「“いろいろやっていきたいと思っているから頑張ってくれ”と言ってくれたので、自分の中では中継ぎの中でいろんなところをやっていくつもり」
 ――侍ジャパンは23年開催を目指すWBCに照準を合わせているが、代表入りは。
 「まだまだ全然。僕より凄い左のリリーバーの方はたくさんいる。ただ、ちょっとでも(打者から)“こいつがいるとヤベーな”と思われる存在にはなっていきたい」
 ――侍ジャパンを率いるのは栗山監督だ。
 「入団してから5年間ずっとお世話になってきた監督。選ばれた場合は何とか力になれるように頑張りたいという気持ちはある」

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2022年1月3日のニュース