ヤクルト高津監督「その3人いるかもしれない」 能力に舌を巻いた投手の23年WBCメンバー入り“予言”

[ 2022年1月3日 18:00 ]

ヤクルト・高津監督
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 ヤクルトを20年ぶりの日本一へ導いた高津臣吾監督(53)が2日に放送されたTBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。ヤクルト・奥川恭伸投手(20)、オリックス・宮城大弥投手(20)、ロッテ・佐々木朗希投手(20)の2019年ドラフト1位トリオを絶賛し、来年開催されるWBCでの侍ジャパンメンバー入りを“予言”した。

 野球に造詣が深く、パーソナリティーを務めるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)と1時間に渡って新春トーク。その中で、まずは愛弟子である奥川について「もともとコントロールがいいので、若くてガムシャラに投げて四球で崩れていくとかっていうのが絶対にない投手。ストライク入れすぎてカンカンと打たれることはあるんですけど、変に自分から崩れていくことがない」と前置きした上で「ほかの同い年の投手に比べてベテランが投げているような投球術ができるっていうのが彼ですね」と評した。

 「変化球もいっぱい投げられるし、ちょっとこういうふうに投げてみろって言ったら、それがすぐできるんです。ちっちゃいスライダー投げてごらんって言ったらバッと投げます。『ああ、ダメ』とか言いながら投げれるんです。スライダーを右打者のインコースに投げてごらんって言ったらビュッと投げるんです。で、ストライクをボンッと取って」と高津監督。「そんなのって(ほかの投手は)何年もかかったり『できませんでした』とか。『今季は無理でした』とか。(次の)キャンプで、秋季練習とかでやってやっとモノになっていくようなものです。でも、彼の場合はできます。あとは修正能力がすごいです。自分が調子悪いと思った時に対処、対応するピッチング能力っていうのを持っているので大きくバッと崩れないです」とその能力に指揮官ながら舌を巻き「彼はすごいです。レベルがちょっと違います」と断言した。

 そして、石橋から奥川、宮城、佐々木朗を出した2019年ドラフトは「大豊作の年だったねって何年か後に言われる」と話を振られると「ですね」と同意。日本シリーズで対戦した宮城と交流戦で対戦した佐々木朗について「これはすごいですよ。みんなタイプは違いますけど。さっきのヤス(奥川)の話じゃないですけど、すごい高いレベルの投手だと思います。タイトル争いももちろん将来していくでしょうし、すごい高いレベルの数字を残していくんじゃないかなと思いますね」と今後の3投手の活躍に太鼓判を押した上で「来年WBCなんで。23年。その3人いるかもしれないですね」と“予言”していた。

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2022年1月3日のニュース