高津監督「人って変わるんだな」 山田の“変化”に石橋貴明もビックリ「あの甘えん坊のてっとが?」

[ 2022年1月3日 19:26 ]

ヤクルト・高津監督
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 ヤクルトを20年ぶりの日本一へ導いた高津臣吾監督(53)が2日に放送されたTBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。自ら志願して2021年のチームキャプテンに就任し、見事にチームを優勝へとけん引した山田哲人内野手(29)の“変化”に驚いたと告白した。

 野球に造詣が深く、パーソナリティーを務めるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)と1時間に渡って新春トーク。号泣するナインが続出した日本一の瞬間について「哲人なんか絶対泣かないじゃないですか。あのヤンチャ坊主。あれがブワーッ泣いてたんで。ああ、よっぽどしんどかったんだろうなって思って」と話した高津監督はその流れで山田について話し始めた。

 石橋が、いつもベンチのど真ん中で大声を張り上げている主砲・村上宗隆内野手(21)と比較して控えめに見える試合中の山田について「てっと、もう少し声出せよ!って。キャプテンだろ、てっと!って」と笑いながら指摘すると、高津監督は「でも、哲人はキャプテンらしくなりましたよ。ほーんと変わりました。自分からやりたい、やらしてくれって言っただけあって。ああ、人って変わるんだなと思いました。哲人がキャプテン?って最初は思ったですよ?今まで青木がやってたんで。キャプテンシー、バリバリ持ってる青木の後かぁ…と思ったんですけど。まぁ、でも哲人が自分でやりたいっていうんだったらと思って。じゃあ、やろうか、と。そうしたら…変わりましたね」とどんどんキャプテンらしくなっていくシーズン中の変化に驚いたと率直に明かした。

 「声も出すし。また、いいこと言うんですよ、若い投手とかに」と高津監督。山田と親交のある石橋が驚いて「えっ?てっとが?」と声を出すと、高津監督は「そう。後ろからポッといってボソボソっとひとこと言ってパッと帰るんですけど、また頑張ろうっていうようなことを言うんですよ…」とうれしそうな声で明かした。「『大丈夫だよ』みたいな。『思い切って自分のピッチングすればいいよ』とかって言ってパッと帰っていく」とその内容も明かした。これには石橋も「あの甘えん坊のてっとが?」と驚きを隠せず。すると、高津監督は「で、村上は(20歳上の)石川さんだろうが誰だろうが関係なく『大丈夫っすよ!』みたいな感じで言って帰っていく。『僕が打ちます!』みたいな感じ」とその違いも明かした。

 「いいキャラなんだね、じゃあ」と感心する石橋に「いいキャラです。で、この2人がまたすっごい仲いい」と高津監督。日本一決定後、高津監督はその山田と村上に両側から持ち上げられ“お姫様抱っこ”状態となったが「“お姫様抱っこ”じゃないですよね、あれは。うれしかったです、でも」と心底うれしそうな声で話していた。

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