目指すは「おしゃれボス」、阪神・佐藤輝　新庄ビッグボスにならうプロ野球選手は「見られる職業」

球団から表彰され目録を手に笑顔を見せる（左から）伊藤将司、佐藤輝明、中野拓夢（撮影・後藤　大輝）
Photo By 代表撮影

　阪神の佐藤輝明内野手（22）が21日、日本ハムの新庄剛志監督にならって「おしゃれボス」を目指し、ファッションを含めた身だしなみにも力を入れることを明かした。来季はグラウンド外でも“見られること”を意識し、本業とともにさらなる成長を遂げる。この日は同じルーキーの中野拓夢内野手（25）、伊藤将司投手（25）とともに今季の活躍を評価され、球団表彰を受けた。

　スターにはプレー以外でも「華やかさ」が求められる。虎のスター候補としてグラウンド外でも注目を集める佐藤輝にとって、目指すべき存在の一人となるのが日本ハムの新庄監督だ。

　「プレーもそうですけど、見た目が華やかな感じですごくかっこいいなと思ってました。見られる職業でもあるので、そういうところ（身だしなみ）も野球と一緒に成長していければいい」

　新庄監督が日本ハムでプレーしていた姿を覚えているという。監督就任以降も、たえず話題を提供することに「もうなんか、すごく面白そうですよね」と興味津々。監督就任会見でのファッションを頭に浮かべたのか、「僕も襟を立てた方がいいですか？　ここまで」と手で10センチの襟を示し、笑いを誘った。

　襟は冗談だが、身だしなみは意識する。その第一歩として昇給、表彰などのご褒美として高級腕時計の購入を計画。「まだ何を買うとか分かってない。先輩とかに教えてもらいながらですね」と、意見を参考に“サトテル流”のおしゃれを追求していく。

　もちろん、本業で魅せることは怠らない。初めてのオフはシーズン中に痛めた左膝の治療を行うと同時にトレーニングも実施。患部の状態も「順調」といい、来年2月の春季キャンプには問題なさそうだ。沖縄キャンプでは日本ハムと最初に練習試合（宜野座）も予定されており、シーズンでも交流戦で“新庄日本ハム”との対戦がある。「みんなが驚くような活躍をしたい」。真価が問われる2年目。新庄ビッグボスをもしのぐ1年にする。（長谷川　凡記）