オリ・由伸 来季開幕投手へ名乗り!チーム10連敗“負の歴史”ストップ「任せてもらえるように」

[ 2021年12月22日 05:30 ]

3月、開幕投手を務めたオリックス・山本

 絶対エースが「負の歴史」に終止符を打つ。今季18勝5敗、防御率1・39と圧倒的な成績を残して25年ぶりのリーグ優勝の原動力となったオリックス・山本由伸投手(23)が21日、来季の開幕投手に名乗りを上げた。

 「しっかり自分のやることをやって、開幕をまず任せてもらえるように」

 入団5年目の今季、初めて大役を務めたが西武相手に7回4失点(自責1)で敗戦投手となり、チームもリーグワーストを更新する開幕10連敗を喫した。「後悔というか、悔いの残っている点は開幕戦に負けたことと前半の負け越し」。最終的に15連勝で終えたが、初戦を落として勢いに乗れず5月に3連敗するなど一時、自身は2つの負けが先行した。

 「スタートは全然良くなかった。(来季は)そこ(開幕)からビシッと最後までいけるようなシーズンにしたい」

 くしくも、来季3月25日の開幕戦も西武が相手。開幕戦連敗のプロ野球記録は阪神の11連敗(91~01年)で負ければ不名誉な記録に並ぶだけに、絶対に阻止したいところだ。

 この日は大阪・舞洲の球団施設で自主トレを実施。「11月末まで野球をしたので体の偏りだったり疲れをリセットしてキャンプに入れるように取り組んでいる」。自らの連勝記録もかける「3・25」。完全リベンジで王者の貫禄を示す。

 《最長は11連敗》オリックスは12年からパ・リーグ最長の開幕戦10連敗中。開幕戦連敗のプロ野球記録は91~01年阪神の11連敗。オリックスは11年の引き分けを含む開幕戦11年連続未勝利で、これは前記阪神と並ぶワースト記録。

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2021年12月22日のニュース