神戸国際大付 エース阪上が投打で活躍し16強 青木監督「打者をしっかりと見て投げられていた」

[ 2021年8月22日 13:57 ]

第103回全国高校野球選手権 2回戦   神戸国際大付4―3高川学園 ( 2021年8月22日    甲子園 )

<神戸国際大付・高川学園>力投する神戸国際大付先発の阪上(撮影・河野 光希)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第9日は22日、甲子園球場で2回戦が行われ、4年ぶり出場の神戸国際大付(兵庫)が5年ぶり出場の高川学園(山口)を4―3で撃破。初の夏2勝で前回出場時に続く3回戦進出を果たした。

 打線は初回1死二塁で阪上が右中間席への2ランを放ち先制。2―3で迎えた7回1死三塁には代打・勝木の中前適時打で同点とすると、なおも2死二塁で再び阪上が左前適時打を放ち勝ち越した。

 今秋ドラフト候補のエース右腕・阪上は5回に3点を失ったものの、角度のある直球に変化球を交えた投球で143球、6安打完投を果たして見せた。

 青木尚龍監督は初戦に続く1点差勝利に「嬉しいです」と安どの表情。試合は先制しながら逆転を許したが、再び逆転。「河野投手はしり上がりに良くなってくると思っていたので嫌な予感はしてました。甘い球は逃さず打っていこう、いい当たりも何本んかあったんで、それが正面を突いていたので、あんまり気にしないようにしようと言いました」と話した。

 7回は代打・勝木が同点適時打。「勝つことができたので、スタメンの選手にはもうちょっと頑張ってもらいたいと思います」とさらなる打線の奮起を促した。決勝適時打の阪上については「球筋だけしっかりイメージして打って行けといいました」と振り返った。

 阪上の投球にについては「打者をしっかりと見て投げられていたんじゃないかと思います」と評価。2年生左腕・楠本も控える中での完投だったが「楠本も調子がいい。後ろに楠本がいるので、いけるところまでいったらいいなと思いました」とし、「次もしっかり投げて打って走ってくれたらいいなと思います」と期待を込めた。次戦に向けては「選手を信じて思い切りやりたいと思います」と力を込めた。

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