岩見沢南ビクトリー 王者討ち4強!横田 2戦連発特大決勝弾

[ 2021年8月22日 05:30 ]

高円宮賜杯第41回全日本学童軟式野球マクドナルド・トーナメント第5日準々決勝   岩見沢南ビクトリー3―1多賀少年野球クラブ ( 2021年8月21日    HARD OFF ECOスタジアム新潟 )

6回に決勝の右越えソロを放った岩見沢南ビクトリーの横田
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 準々決勝4試合が行われ、初出場の岩見沢南ビクトリー(北海道南)が、前回大会優勝の多賀少年野球クラブ(滋賀)を3―1で下し、4強入りした。1―1の6回に横田晃大捕手(6年)の2戦連続となる右越えソロが決勝弾となった。22日は準決勝が行われる。

 打った瞬間に確信できる右越えへの特大の一打だった。1―1の6回。1番の横田は2ボール1ストライクからの4球目を完璧に捉えた。「少し詰まったんですけど、最後押し込めたのであそこまで飛びました」。決勝弾を振り返るコメントも小学生離れしていた。

 相手は史上初の3連覇を狙った多賀少年野球クラブ。数年前から指導者同士で交流があり「憧れのチーム」と話していた坂下賢一監督は「多賀対策」として3回戦では3番で起用し、本塁打も放っていた横田を1番に置いた。「当たっているバッターが数多く打席に立てば相手が嫌がると思って」。指揮官の狙いもズバリ的中した。

 初出場ながら優勝候補の一角を倒す大金星で4強入り。17年の東16丁目フリッパーズ以来、2度目の北海道勢の優勝も見えてきた。横田は「これからの相手も凄く強いので、楽しんで勝ち進んでいけたら」。頼れる主砲は落ち着いた口調で準決勝以降を見据えた。(白鳥 健太郎)

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2021年8月22日のニュース