藤川球児氏 阪神・佐藤輝の躍進の陰には知られざるあの選手 「相当助けている」

[ 2021年5月25日 06:20 ]

藤川球児氏
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 現役時代「火の玉」と呼ばれた直球を武器に、日米通算245セーブを挙げた元阪神の藤川球児氏(40)が、24日深夜放送の関西テレビ「こやぶるSPORTS超」(月曜深夜0・25)に出演。躍進を続ける阪神の佐藤輝明内野手(22)について、好調の裏に、梅野隆太郎捕手(29)がいることを解説した。

 藤川氏は、梅野について「佐藤選手を相当助けている」と断言。「佐藤選手が荒くても、梅野選手が全部ランナーを還す。そうなったら、何が起こるかというと、佐藤選手で勝負しないといけない。ストライクゾーンの甘いところに来るので、打率も低かったが、ホームランも増えて、良くなった」と解説した。梅野の得点圏打率・519(24日まで)はセ・リーグで断トツのトップ。4番の大山が離脱するまで、6番・佐藤輝―7番・梅野と並ぶことの多かった梅野が効いていることを強調した。

 梅野については、打撃面だけでなく「数段、成長している。全体を引っ張ろうとする力です」と、リーダーとしての役割も期待。阪神は昨年から藤川氏に加えて、能見、福留と投打の柱が抜けたが、「チームを俯瞰して見られるようになっている」と頼もしい成長ぶりだとも明かした。

 また、佐藤輝については「他の選手がいいから、よく育つ」と幸運があることも示唆。「最初の開幕から1カ月はよく、ホームランを打っているけど、この最近ほどの活躍はまだ見せていなかった。率も低かった。その間に周りの選手がどれだけ仕事をしたか」と、大山や近本、外国人選手などの周りの選手に支えられたことを強調しつつ、恵まれた環境をいかした面については「タイガースにちょうどマッチした選手」とも評した。

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