西武 育成の水上と支配下契約 “レオの由伸” オリ・由伸に「追いつきたい」

[ 2021年5月14日 05:30 ]

支配下契約を結んだ西武水上(球団提供)
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 西武は13日、育成選手の水上由伸投手(22)と支配下選手契約を結んだと発表した。埼玉県所沢市内の球団事務所で会見に臨んだ最速151キロ右腕は「自分が思っていたよりも早かったので、びっくりしています」と笑顔。年俸は470万円で、背番号は128から69に変更された。

 四国学院大では2年春に四国六大学リーグで首位打者を獲得したが、3年秋に投手へ転向した異色の経歴。昨秋の育成ドラフト5位で球団では12人中、最下位での指名も「一番早く上がれれば、こんなにかっこいいことはない」と胸を張った。

 イースタン・リーグでは中継ぎで13試合に投げ、防御率6・91の数字も渡辺久信GMは「ボール自体も強く、変化球も多彩なので、これから戦力になってくれる」と早期の支配下登録に踏み切った。

 父親がファンだった前巨人監督の高橋由伸氏が名前の由来。同学年のオリックス・山本由伸には「天と地くらいの差がある。少しずつ頑張って追いつけたら追いつきたい」とひそかに闘志を燃やしており、まずは1軍デビューを目指す。(花里 雄太)

 ◆水上 由伸(みずかみ・よしのぶ)1998年(平10)7月13日生まれ、長野県宮田村出身の22歳。山梨・帝京三から四国学院大に進学。1年春から外野手としてベンチ入りし、3年秋から投手に転向した。20年育成ドラフト5位で西武に入団。1メートル76、81キロ。右投げ右打ち。

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