巨人・広岡 古巣相手に移籍後初安打が決勝三塁打 “代打・中島”不在で出番

[ 2021年4月5日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2―1ヤクルト ( 2021年4月4日    東京D )

<巨・ヤ>7回、代打・広岡が勝ち越し適時三塁打を放つ(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 新型コロナウイルスの「特例2021」対象計10人が絡む試合を象徴する言葉だった。巨人・原監督は試合前「雨降って地固まる」と、腹をくくった。

 「どういう状況になっても我々は前を向いて。動ずることなくワンチームで戦う。気持ちを新たに強く持つ」

 3日のPCR検査で中島、丸が陽性判定。若林も再検査が必要とされ、この日陽性が確定した。接触頻度が高かったとの球団判断で亀井、増田大、北村も抹消。さらに「5番・左翼」と発表された後の午後1時すぎ、ウィーラーが試合前に行った再検査で陽性と判定されて隔離に入った。

 通常とは違う戦いこそ、0―1の7回の逆転劇。同点に追いつき、なお2死三塁。中島を代打で送り出す可能性がある場面で名前を告げられたのは広岡だった。前日は先発出場したが自身とトレードされた田口に3打数無安打。「昨日は悔しかった。何とか決めたろう」と打席に向かう。

 坂本の高めの直球を当てたのはバットの先だった。走りながら「何とかヒットになってくれ」と祈った。気持ちで右手を押し込んだ分、打球が伸びる。古巣から放った移籍後初安打は左中間フェンス直撃の決勝三塁打。「打席に入るまでは凄く緊張した」と拍手を受けながら足が震えた。

 前日から先発野手4人を入れ替えて「地固まった」のが、その7回だった。直前に犠打を決めた香月は、秋広、立岡と2軍遠征地の仙台から朝一で帰京して昇格。イースタン・リーグの楽天戦は巨人の申し入れで中止となった。無死一塁で代走の切り札・増田大を送り出せない中、大城はバットを折りながら左前に打球を落とした。

 東京に本拠を置くヤクルトとともにコロナ感染の余波は続く。開幕から打線の調子が上がらず「今のジャイアンツは2点打線だから。予定通りに勝った」と笑った原監督は「改めてファームのスタッフに感謝したい」と語った。(神田 佑)

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「田中将大」特集記事

2021年4月5日のニュース