エンゼルス大谷 本塁交錯プレーで降板も「大丈夫そうだと思っている」 「打席は満点に近い感覚」

[ 2021年4月5日 15:37 ]

試合後に会見に応じる大谷

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は4日(日本時間5日)、本拠地アナハイムでのホワイトソックス戦に「2番・投手」で先発出場。投手として今季初登板し、投打同時出場の「リアル二刀流」を本格始動させた。

 打っては先制本塁打するなど2打数1安打、投げては4回2/3を3失点で、1050日ぶりの勝利投手目前で降板し、勝敗はつかなかった。直球の最速は101・1マイル(約162・7キロ)。チームは同点の9回にウォルシュが左中間にこの日2本塁打目の3ランを放ち7―4でサヨナラ勝ちした。

 オンライン会見に臨んだ大谷は「全体的にはいい球はいっていたかなとは思うんですけど、やっぱり5回はもうちょっと…。2死まで取っていましたし、ポンポンいっていれば、もうちょっと楽に試合を運べたかなと思います」と振り返った。

 捕逸によるベースカバーで左付近にスライディングを受けて転倒したことについては「問題ないと思いますね。最初は衝撃があったので、微妙でしたけど、時間がたてば、そこまでもないかなと思います」と強調。検査を受ける予定もないとし、「時間が経ってみて、自分自身大丈夫そうだなと思っている。また明日の反応を見ながら、トレーナーの人と話して決めたいなと思っています」と話した。

 一方、打席では初回に初球を叩く2号先制ソロ。その後は凡退だったがいずれもバットの芯付近で捉えるいい当たりだっただけに「ほとんど打席は満点に近い感覚。それは自分としていいと思っています」と納得の表情。レギュラーシーズンに入り、徹底して高めを攻められているが「高めに対して特に苦手意識があるわけでもない。良いスイングができれば高くても低くても、内でも外でもホームランにできると思っています」と言い切った。

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