高木大成氏が著書「プロ野球チームの社員」を出版

[ 2021年4月5日 15:59 ]

著書を出版する西武高木大成氏(球団提供)
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 96年から05年まで西武ライオンズで活躍した、現西武ライオンズ高木大成事業部部長(47)の著書「プロ野球チームの社員」(ワニブックス刊)が4月6日からライオンズ チームストア フラッグスほか、ライオンズストア各店などで販売されることが決まった。

 現役引退から約15年。高校、大学時代の活躍から注目を浴びて西武ライオンズに入団した高木氏は、ここまで如何にしてキャリアを築いてきたのか――。97年から3年連続でオールスターゲーム出場、97年、98年はレギュラーとして東尾政権V2の立役者となり、長年“レオのプリンス”としてファンから愛されてきた男はなぜ、ユニフォームを着る指導者の道ではなく、ネクタイを締め、スーツの道を選んだのか――。人生の岐路に立たされた時、決断を迫られた05年の冬に“高木ならでは”のある強い想いが生まれていた。

 結果的に、32歳で“サラリーマン”デビューを果たした高木氏のルーキーイヤーは、手探りながらも1人でも多くのライオンズファンを喜ばせ、1人でも多くの人をライオンズファンにするために奔走する日々だった。慣れないパソコンでの作業、広告セールスの飛び込み営業、ライオンズをPRするためプレスリリースをひたすら書く毎日…。仕事は180度変わってもファンを喜ばせることには変わらない。苦労の中でも、そこには楽しみ、充実感が同居していた。

 本書は高木氏のプロになるまでのルーツを追い、今現在まで「プロ野球チームの社員」として働く姿が描かれている。プロ野球選手からサラリーマン。さらにはプリンスホテルでの“ホテルマン”としての勤務。同じ球団やグループ会社とはいえ、それは大きな“キャリアチェンジ”。この4月から新たなチャレンジを始めた人、違った環境に身を置いた人、そんな人にとっても高木大成著「プロ野球チームの社員」との出会いは、今後を充実したものにするかもしれない。

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