ヤクルト・ドラ1木沢、もう出た149キロ! 初のマウンドから投球練習

[ 2021年1月23日 05:30 ]

マウンドから投球練習する木沢
Photo By 代表撮影

 気温15度と、3月下旬並みの陽気となった埼玉・戸田。気温と比例するように、ヤクルトのドラフト1位・木沢(慶大)から放たれた球の速度も上がった。1軍スタートが決まったキャンプを前に149キロを計測した。

 「トラックマンで測っていただけるということだったので」と、新人合同自主トレで初めて球場マウンドから投球練習。22球を投げた最速155キロの即戦力右腕は、潜在能力の高さをうかがわせた。

 熱のこもった投球を見せつつも、頭の中は至って冷静だ。前日に1軍キャンプスタートが決定。「行くだけでなく、競争でどう残るか。最後まで残っていきたい。ルーキーですけれど、開幕ローテーションに入ることがまずは現時点で目標」。現在地をしっかり把握し、目指すべき次の目標を定めた。

 目標達成のため、持ち前の貪欲さを貫く。「(これまでも)疑問があったら、ずうずうしく聞かせていただいてきました」という木沢は小川、石川ら先輩投手陣からピーキングやコンディショニングの秘けつを吸収する考え。臨時コーチを務める元監督でOBの古田敦也氏の来訪も「球史に残る名捕手の方から見た、1軍で投げられる投手の資質や条件を聞いていければ」と心待ちにする。その向上心が、サバイバルを勝ち抜く原動力になる。(青森 正宣)

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2021年1月23日のニュース