日本ハム・野村佑希 勝負の3年目へキャンプインから全力投球

[ 2021年1月23日 15:14 ]

<日本ハム自主トレ>マシン打撃を繰り返す野村(撮影・沢田 明徳) 
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 日本ハムの野村佑希内野手(20)が、三塁のレギュラー定着へキャンプ初日から飛ばす。

 「本当に大事な年になると思いますし、勝負だと思うので…。スタートから勝負させてもらえる場所をいただいので、そのチャンスをものにできるようにしたい」。入団3年目で初のキャンプ1軍メンバーに選出。チーム最初の実戦は2月7日の紅白戦の予定ながら「最初からアピールしていかないと1軍にも残れないと思うので、1打席1打席しっかり集中していきたい」と力を込めた。

 昨季は6・25開幕戦に「8番・三塁」で先発出場。いきなりプロ初安打を放つなど打撃は光ったが、同月7日のオリックス戦の守備で三ゴロを右手小指に直撃し骨折。約4カ月の戦線離脱を余儀なくされた。今オフは、21試合で打率・257、3本塁打、18打点と奮闘した打撃以上に、同試合で7失策に終わった守備を磨いてきた。

 23日は千葉・鎌ケ谷の室内練習場で調整。打撃練習が一段落すると、視察した金子野手総合コーチから耳打ちされた。「守備の話というか、キャンプでたくさんやろう、という話です。今年は時間も使ってくれると言うのでムダにしないように」。首脳陣の期待を肌で感じ、決意を新たにした。

 前日、チームスローガン「01Karat」が発表された。「自分にとっても“”一から”ですから。チームスローガンに少し合うかも」。一瞬だけ輝いた昨季から、今季はずっと光輝く―。野村はそう言いたげだった。

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2021年1月23日のニュース