DeNA・仁志2軍監督 理想の監督像は母校・常総学院の木内氏、ソフトBの強さとの共通点指摘

[ 2021年1月13日 19:23 ]

DeNAに2軍監督として12年ぶりにチームに復帰した仁志氏
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 DeNAの仁志敏久2軍監督(49)が13日、文化放送の「斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI! OVERTIME」(後5・50)にリモート出演し、意気込みを語るとともに、ソフトバンクの強さと母校・常総学院の強さの共通点などについて語った。

 10年に引退してから11年目、初めてプロ野球の指導者としてユニホームを着る仁志監督。DeNAから声を掛けられたのは「はっきりとは言えませんがずいぶん前からです。皆さんが想像されているよりは前ですね」と語り、これまでにも同じく古巣の巨人から「過去にはそんな話をしていただいたこともある」と明かした。しかし「こちら側のタイミングとか、チームのコンセプトとかを聞いてからでないと就けないなと思っていたので」とし、コロナ禍にある今季だったが「自分がやってきたことがようやく整ってきて、準備が万端になったのが今だった」とユニホームを着る決断をしたと語った。

 もっとも、自身のユニホーム姿については「やっぱり現役の時と比べると体型も大分細くなっているんでね。なんとなく自分で情けないなと思います。ズボンとかのたるみとか…もう一回体作らないと格好悪いなあと思いました」と笑っていた。

 理想の監督像としては、母校・常総学院の恩師で、昨年11月に89歳で死去した木内幸男氏の名を挙げ、「選手たちが主体で動くチームが一番強いと思う。ソフトバンクの強さを見て、改めて思いましたね」と、ソフトバンクと常総学院の共通点を指摘。「やっぱり選手たちが主導で動くから強い。もちろん監督さんあってのチームでもあるんですが、監督の存在が薄れるくらい、選手たちが考えて動くといういことが、一番強いです。グラウンドに出ると、監督やコーチは何もできない。何も迷わず行動できる選手がいるのが一番強い」と力説した。

 また、ソフトバンクを率いる工藤公康監督(57)とは、14年にともに筑波大大学院人間総合科学研究科に入学した仲でもある。それだけに工藤監督を「まず、基本的に勉強しているというのが、ほかの人と違うと思う」とし、早大大学院で学び、今季巨人の投手チーフコーチ補佐に就任した桑田真澄氏(52)についても「知識が先に入っているというのが、ほかの人とのスタート時点というか、考え方が違うと思うんです」と語った。その理由として「そこで勉強したことは自分が望んでやったもので、子どもの頃の勉強とは、訳が違う。しかも、現場で生かすためにそこに行っている。経験はもちろん大事ですけど、経験だとどうしても、経験しないと知識に入っていかない。経験しなくても知識があれば、経験した時に“ああ、やっぱりな”というとらえ方になるので、工藤さんもそこは違うな、と思う」と説明した。

 今季DeNAは三浦大輔新監督の下、新たなスタートをするが、FAで梶谷隆幸外野手(32)と井納翔一投手(34)がともに巨人に移籍してしまった。「FAは条件がいいところに行くのは選手の心情としては当然。出てくのは、いいと思う。いい選手を次々に作りますから、というチームでいたい」とし、DeNAは「ソフトバンクに匹敵するくらいチーム力はある」と語りながらも、98年以来リーグ優勝を果たしていないことから「残念ながら優勝の経験はしていない。勝たないと、勝つ苦しみとか、勝つためにどうするか、は1回勝たないと分からないと思うんです。大事なゲームを落とさない、とか。計算できないものに打ち勝っていかなくてはいけない。伝統とか習慣とかを時間をかけて作っていかなくてはいけないのかな、と思う」と語り「自分が何をできるか、どれくらいできるか、というのに賭けているところがある。自分の持っている全てを出したいと思う」と誓った。

 ◆仁志 敏久(にし・としひさ)1971年(昭46)10月4日生まれ、茨城県出身の49歳。常総学院、早大、日本生命を経て95年ドラフト2位で巨人に入団。96年に新人王を獲得。07年に横浜(現DeNA)移籍、10年には米独立リーグでプレーし、同年6月に現役引退。通算1591安打、打率・268、154本塁打、541打点。17年の第4回WBCでは侍ジャパンの内野守備走塁コーチを務めた。今年度から江戸川大客員教授。

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