ソフトバンクの渡辺雄大が4年目へ悲壮な決意 「1軍で30~40試合、投げられなければ戦力外」

[ 2021年1月13日 18:05 ]

<ソフトバンク自主トレ>キャッチボールする渡辺雄(撮影・岡田 丈靖)
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 30歳シーズンへ、変速左腕が覚悟を決めた。ソフトバンクの渡辺雄大投手(29)が13日、福岡県筑後市のファーム施設でリハビリ組として調整した。

 昨季8月に育成3年目で支配下選手登録を勝ち取ったが公式戦3試合の登板後に左肘靱帯(じんたい)を損傷しシーズンを終えた。結果を欲するベテランは今季1軍で30試合以上の登板に向け、必死だ。

 今季を背水の4年目と渡辺雄は、みている。昨季ようやく背番が3ケタから2ケタになったばかり。つかみ取ったチャンスは、絶対に離さない。筑後第二球場の外野の天然芝で左肘の可動域を確認しながら25分間、約20メートルの距離をゆっくりキャッチボールを続けた。経過は、実に順調だ。

 「今は、もうブルペンで投げ始めてますし打たれてもケガしても、1軍で30~40試合、投げられなければ戦力外。来年ユニフォームを着られる保証はない。絶対にやらないといけないと思ってます」

 昨季8月、育成3年目の28歳で支配下登録を勝ち取った遅咲きの変速左腕は9月4日のロッテ戦で1回8球の完全救援でデビューも登板3試合で肘に違和感を感じた。左肘靱帯(じんたい)の一部損傷。再昇格はなかった。「練習の成果を出せたのは良かったがケガしたのは実力不足」と悔しさを胸に今季、ワンポイントとして再びアピールをもくろむ。

 家族のためにも、意地でも生き残る。昨年10月に第一子となる娘が誕生。コロナ禍で地元新潟と福岡で離れた生活を続け、愛娘と会えず、テレビ電話での映像を見て耐えた。そして新年5日から家族3人での新生活が開始。「今日で生まれて3カ月。生誕時の写真と見比べて人ってこれだけの期間で変われると教えてもらった。この子のためにも頑張らないと」と父として変わる準備を進めている。

 11日に初のブルペン入りし計40球を投げた。肘の回復は順調だ。
 1メートル86、80キロと大柄ながら変速横手のギャップが魅力で武器はスライダー。「下半身も上半身も筋力がついたと実感している」と100%の状態でキャンプインを狙う。勝負の30歳シーズンが始まる。(福井 亮太)

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