ハードル高くなったDeNA 番長に躍進を期待もあたたかく見守りたい

[ 2021年1月13日 08:30 ]

<DeNA記者会見>新スローガンを発表し笑顔を見せるDeNA・三浦大輔監督
Photo By 代表撮影

 1月から2011年以来10年ぶりにDeNA担当に復帰した。11年は東日本大震災に見舞われ、球団譲渡問題もあった激動のシーズンだった。

 DeNAに生まれ変わった翌12年に年間約117万人だった観客動員は、18年に球団史上初の200万人超え。12日には10周年の記者会見も行った。現地観戦のファンを増やし続けてきた球団の努力には頭が下がる。

 中畑体制を経て、ラミレス体制へ。17年には98年の日本一以来19年ぶりに日本シリーズに進出し、実力も上昇傾向。記者も対岸から「いい感じだな」の印象を持ち続けた。

 一方で、昨年10月24日のラミレス監督退任会見は以前にはなかった感情が湧いた。前年の2位からBクラスの4位で終幕。「優勝に必要な戦力は全てそろっていた。責任は取らないといけない」。ラミレス監督が口にした反省は当然の内容に見てとれるが「DeNAは、いつの間にかハードルの高い球団になった」と感じた。

 横浜育ちの記者。ハマスタの右翼席が第二の故郷だった。勝てない時代を過ごしたファンに98年の日本一は最高のプレゼントだったが、当時は何度も美酒が味わえると思っていなかった。「勝てなくてもそれが横浜(DeNA)だから」の気持ちが染みこんでいた。だからこそ、ラミレス監督のコメントには一時代前と違うものを感じたが、これが本来するべき姿だ。

 さあ番長。10年前も春季キャンプの早朝の恒例だった「番長散歩」に皆勤賞で参加し、懐の広さに心酔した。躍進を期待したい。今季のスローガンを自ら発案した「横浜一心」としたが、果たしてどこまで登り詰めることができるか。新指揮官は「優勝しかない」と繰り返す。今季もハードルは高くなっている。

 コロナ下の先行き不透明なシーズン。記者はまず「無事にシーズンが終われば」と願う。こんなご時世。当然、目標は23年ぶりの日本一だが、今年は結果に関係なく番長をあたたかく見守ろうと思う。(記者コラム・大木穂高)

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