巨人・戸郷、母校・聖心ウルスラ学園で自主トレ 目標15勝へ「飛」

[ 2021年1月6日 05:30 ]

母校の聖心ウルスラ学園で自主トレを行った巨人・戸郷(球団提供)
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 飛び級の活躍を誓った。巨人・戸郷が宮崎県延岡市の母校・聖心ウルスラ学園で自主トレを行い、今年の漢字を「飛」と表現。高卒2年目の昨季に9勝と頭角を現した右腕は「もう一段階、飛べれば。そんなふうに思っています」と語り、今季目標を「15勝」とした。

 練習後のリモート取材で言葉に力を込めた。「昨シーズンできなかった2桁勝利、プラス15勝を目標にしたい」。昨季はシーズン通して先発ローテーションを守って9勝も疲労で終盤に失速。9月以降は2勝にとどまり、目標だった新人王も広島の森下に譲った。

 2桁の壁を破り、一気に15勝まで白星を積み重ねるため、オフのテーマは体力強化だ。食事の回数を増やすなどして体重は昨年の74キロから現在は78キロまで増量。「馬力を付けたくて。球速アップもそうだけど、体重があってこそ体力がつく」と狙いを説明する。この日は早くもマウンドから15球も投じ「(増量の手応えも)感じている」とうなずいた。

 現在、エースの菅野がポスティングシステムによるメジャー移籍を模索しており、自覚も芽生えている。昨年の自主トレは元同僚の山口(現ブルージェイズ)に弟子入りしたが、今回は独り立ち。練習メニューも自身で考え「いい勉強になる」と言葉に力を込める。

 年始に同市内の今山大師で引いたおみくじは「大吉」で「おみくじ通り順調に進めばなと。ケガなく1年間。それを目標にやる」と気を引き締める。リーグ3連覇と9年ぶりの日本一に貢献するため、故郷で爪を研ぐ。(田中 健人)

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