市和歌山・小園 歴史塗り替える!65年春準V超え甲子園制覇&同校卒初のドラ1

[ 2021年1月6日 05:30 ]

21年初練習で、キャッチボールを行う市立和歌山・小園(撮影・成瀬 徹)  
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 最速152キロを誇り、今秋ドラフトで上位候補にあがる市和歌山・小園健太投手(2年)が5日、和歌山市の同校グラウンドで始動。同校では1967年に阪神からドラフト1位指名された野上俊夫以来となる、1位指名でのプロ入りを目標に掲げた。

 「高卒でプロ野球というのを目指している中で、目標を高く持たないといけないと思うので、ドラフト1位を一つの目標にしてやっています」

 昨秋近畿大会4強で、今春選抜出場は確実。年始にはバッテリーを組む同じくドラフト候補の松川虎生(こう)ら少人数で初詣に行き、コロナ禍でも「甲子園が無事に開催されますように。日本一になれますように」と祈願。おみくじでは大吉を引き当てた。
 この日はオリックス、ロッテ、楽天のスカウトが視察。「見てくださっているということに感謝して、これからもしっかり努力したい」と慢心はない。

 1メートル85、91キロの恵まれた体格を誇る右腕が掲げるテーマは「直球の質」の向上。152キロのMAXよりも平均球速を140キロ台後半まで上げ、球のキレも向上させて悲願成就を狙う。春夏合わせ同校は11度の甲子園出場を誇るが65年春の準優勝が最高成績。小園が、その右腕で歴史を塗り替える。(北野 将市)

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