新庄剛志氏「そんなに怖いですか?僕を獲るのが」 NPB復帰断念の心境明かす

[ 2020年12月31日 17:00 ]

トライアウトに参加した際の新庄剛志氏
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 元日本ハムの新庄剛志氏(48)が、31日放送の関西テレビ「こやぶるSPORTS 大晦日SP」(後4・15)にゲスト出演。NPB復帰を断念した心境を打ち明けた。

 阪神、MLB・メッツ、ジャイアンツ、日本ハムと渡り歩き、06年に現役引退した新庄氏。タレントに転身後の10年にインドネシアのバリ島へ移住した。昨年11月に自身のインスタグラムで現役復帰への意向を表明。1年間トレーニングを続け、12月7日に「12球団合同トライアウト」に参加。適時打を放つなど片鱗を覗かせたが結局、自ら設定した期限内にNPB12球団からのオファーがなく、現役復帰を断念した。

 新庄氏は今回の経緯を「“何歳になっても挑戦したら面白いよ”という意味での動きだったと思います。バリにいて、お金もなかった。だから少しでも話題になってくれたら仕事も入ってくるだろうなっていう計算ももちろんありましたよ。でも最後の方は“プロ野球選手になる”“みんなに勇気を与える”っていう気持ちが100%だった」と振り返った。

 球団が獲得してくれた時のメリットを「(以前から)僕は選手として1年間(シーズンを通して)プレーできないことは言ってた。何がプラスになるかというと、まずは選手として入ってコーチですよね。内野、外野、メジャーで教わった考え、メンタル面を個人的に教えたいっていう気持ちがあった。僕を拾ってくれたチームにはそういう面で恩返しをしたいと思っていた」と告白。

 「でも、オファーが来なかったので、それを今どうこう言っても仕方ない。残念っちゃ残念」と率直に語った。

 すると、番組MCの小籔千豊(47)は「(プロ野球は)お客さんあってやから。見てもらってなんぼ。(新庄氏を獲得することで)『球場の雰囲気とか選手のモチベーションを上げんねん!』っていう考え方の社長がどっかにおったらええのになって思う」とコメント。

 新庄氏は「弱くて人気ないチームは獲ってくれたらよかったのに。そんなに怖いですか?僕を獲るのが」とジョーク交じりに投げかけた。

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2020年12月31日のニュース