ソフトバンクJr 1日遅れの初陣で快勝 帆足監督も歓喜

[ 2020年12月31日 05:30 ]

NPBジュニアトーナメント第2日・敗者復活戦   ソフトバンクJr4-2ロッテJr ( 2020年12月30日    神宮 )

<ソフトバンクJr・ロッテJr>4回から2番手で登板し、1イニングを三者凡退に抑えたソフトバンクジjrの橋本輝桜(るく)さん
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 「NPB12球団ジュニアトーナメント2020」は30日、神宮と横浜スタジアムで5試合を行い、2連勝のヤクルトJr、オリックスJr、中日Jrと、1勝1敗の6チームでTQB(得失点率)が最高だった広島Jrの4チームがきょう31日の決勝トーナメントに進んだ。前日チーム関係者から新型コロナウイルス感染者が出たソフトバンクJrは濃厚接触者なしと見なされ、敗者復活戦に出場してロッテJrを4―2で下した。

 コロナ禍により1日遅れた初陣で、ソフトバンクJrが躍動した。1点を追う初回。相手投手の暴投から逆転し5番・城野の右翼線三塁打から3点目を奪った。4回にはチーム唯一の女子選手・橋本が1イニングを3者凡退。池田主将は7回の1イニングを無失点で切り抜け、価値ある1勝を手にした。

 「うれしかった。神宮で絶対勝ちたかったから」と池田。昨日は宿舎から一歩も出られなかったが、自室でグラブを触りイメージを膨らませたという。橋本も「低めに全部集められた」と首脳陣の教えに感謝した。

 帆足和幸監督は「昨日は一日、何もできなかったから、子供の体調が心配だった。試合前に“やるしかない”と言ったけど、よく頑張ってくれた」と感無量の面持ちだ。城野が「将来はソフトバンクの選手になりたい」と夢を明かすと、指揮官はうれしそうにうなずいた。(伊藤 幸男)

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2020年12月31日のニュース