広島・会沢 現状維持で更改も試合数減に「一番悔しい」 ファンには来季日本シリーズ進出を約束

[ 2020年12月16日 16:23 ]

<会沢翼契約更改>契約を更改して会見に臨む会沢
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 広島・会沢翼捕手(32)が16日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持となる1億8000万円で更改した(金額は推定)。昨年オフに3年契約を結んでおり、来季は2年目となる。

 今季は7月26日のDeNA戦で2打席連発を放つなど存在感を見せる場面もあったが、負傷続きでコンディション不良もあり、79試合出場のみ。4年ぶりの2桁試合数にとどまり、打率.266、7本塁打、36打点に終わった。

 特に大きかったのは、9月10日のヤクルト戦で、ファウルチップとなった打球がマスク越しの顔面を直撃。翌11日に出場選手登録を抹消された。会沢が負傷で登録を外れるのは、右大腿筋損傷を負った14年9月1日以来、実に6年ぶりのこと。2週間以上も正捕手を欠いたチームは浮上のきっかけをつかめず、最後は2年連続のBクラスに沈んだ。

 「中々難しいシーズンでしたし、僕自身1度抹消になって悔しいシーズン」と振り返った会沢は、出場試合数の減少について「試合数は僕の中でもすごく大事にしているところ。プロ野球選手である以上、試合に出てなんぼだと思っているので。一番悔しい」と思いを語った。

 チームも2年連続のBクラス。中心選手としての責任を痛感しており、「危機感を持ってやらないといけない」と表情を引き締めた。目標は日本シリーズ進出。「最後の最後まで野球をしたい。そこには2連覇している巨人や、上位のチームと戦ったときに勝っていかないといけない。(ファンに向けて)広島カープがまた強いんだと言ってもらえるように、一致団結して何とか佐々岡監督を胴上げできるように、選手は頑張っていきたいと思います」と、巻き返しを誓っていた。

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2020年12月16日のニュース