アストロズ、西川獲りも 1番打者&外野手の補強急務 指揮官「スピード」重視

[ 2020年12月16日 02:30 ]

日本ハム・西川
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 大リーグは14日(日本時間15日)、オフ恒例の各球団監督による取材対応が初日(全5日間)を迎え、アストロズのダスティ・ベーカー監督(71)が1番打者と外野手の補強方針を示した。高い出塁率とスピードが武器の選手を希望。ポスティング申請した日本ハムの西川遥輝外野手(28)の獲得に動く可能性が浮上した。

 通算1892勝のベーカー監督が熱弁した。1番打者に求められる能力についてだ。

 「(出塁して)先発投手に初回からセットポジションで投げさせること。そして、得点する能力だ」

 アストロズは4年連続でプレーオフに進出し、うち2度ワールドシリーズに進出した。しかし今オフは、1番打者ながら通算174本塁打の正中堅手スプリンガー、正右翼手レディック、左翼兼DHのブラントリーがそろってFA。リードオフマンと外野手の補強が急務となっている。

 今季からア軍を率いる指揮官は、近年のパワー偏重を嘆き「塁上を駆け抜けるスピードが求められるべき。野球の中でスピードはとてもエキサイティングなもの」と主張。日本ハム・西川は今季出塁率・430を記録し、盗塁王3度を誇る。ア軍が興味を示す可能性は十分ある。

 同地区のエンゼルスには日本ハム時代の同僚・大谷が在籍。交渉期限の来年1月2日午後5時(日本時間同3日午前7時)に向け、ア軍の動向が注目される。(奥田秀樹通信員)

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