阪神、元ソフトB・加治屋 スアレスと共闘へ「切磋琢磨して少しでも近づく」

[ 2020年12月16日 05:30 ]

入団会見でポーズをとる阪神・加治屋
Photo By 代表撮影

 ソフトバンクから自由契約になって阪神と契約した加治屋蓮投手(29)が15日に西宮市内の球団事務所で入団会見し、元同僚で来季残留が決定的なロベルト・スアレス投手(29)との共闘を誓った。

 「シーズン中もずっと(スアレスの)活躍を見ていた。自分もやらないといけないなと刺激を受けた。来年、同じチームでやれる。またさらに切磋琢磨(せっさたくま)して、少しでも近づけられるように頑張りたい」

 かつて競い合ったスアレスは今季途中から抑えに定着して25セーブで初のセーブ王を獲得。再会を心待ちにし、“勝利の方程式”結成を思い描いた。

 「野球選手である以上、いいところで投げたい。負けない気持ちと投球をやっていきたい。絶対に(古巣に)負けない気持ちを持ち続けたい」

 18年の72試合登板はいまも残るソフトバンクの球団タイ記録。通算112試合をすべて救援で投げてきた専門性も頼もしい。今オフの戦力外も日本一球団の選手層の厚さゆえで、矢野監督も「勝利の中の1枚のカードとして獲った」と期待を膨らませた。年俸2000万円。ランディ・メッセンジャーが昨季限りで引退し、今季は空いていた背番号54に決まった。(山本 浩之)

続きを表示

2020年12月16日のニュース