阪神・藤浪 スローガン通り先発に「挑んで頑張り」過去の自身超える!

[ 2020年12月6日 05:30 ]

トークショーで盛り上がる(左から)藤浪、大山、陽川
Photo By 代表撮影

 阪神の来季スローガンが「挑・超・頂 ―挑む 超える 頂へ―」と発表され、藤浪は新スローガンのごとく、先発としてこれまでの自分を超える決意を語った。

 「挑んで頑張りたい。(超えたいものは?)矢野さんが『昨日の自分自身』と言ってるんで、その通りだと思います」

 中継ぎ転向で復活のきっかけをつかんだ昨季を終え、来季目指すのは本来の持ち場である先発での躍動。梅野、西勇、青柳、大山とともに参加したトークコーナー「虎トーーク」では「最後ちょっと良い感じで終われたので、来年につなげたい」と力を込めた。

 同コーナーでは球団最速を更新した162キロに話題が及び、タレントの陣内智則、シャンプーハット・こいで、球団OB・今成亮太氏からは日本記録の165キロ到達を期待された。だが「中継ぎやらないと無理でしょうね。(先発の時も)同じだけ腕振ってるつもりなんですけど、やっぱり中継ぎだとリミッターはずれるんでしょうね、自分の中で。先発で160キロは出ないです、多分」と冷静に分析。徒に球速を追求するのではなく、先発として投球の幅を広げることにフォーカスしていく構えだ。

 「声援だったりとかはやっぱりないと寂しいなと思いましたし。来年はお客さんが入って、できたらなと思ってます」

 コロナ禍のシーズンを振り返り、満員の聖地が戻ることを願った。目指すは16年ぶりのリーグ優勝のみ。3年目の15年に挙げた自己最多14勝を上回れば、自ずと目標に近づいてくる。「自分超え」を果たしたその先に、歓喜の輪がある。(阪井 日向)

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2020年12月6日のニュース