ヤクルト FA交渉解禁即日DeNA・井納にアタック!2年超ベース条件で誠意

[ 2020年12月6日 05:31 ]

DeNA・井納
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 プロ野球のフリーエージェント(FA)宣言選手が5日に公示された。7選手が権利を行使し、残留する西武の増田達至投手(32)と熊代聖人外野手(31)を除く5選手が移籍を視野に入れる。6日から他球団との交渉が解禁され、ヤクルトはDeNA・井納翔一投手(34)と6日に交渉することが判明。即日アタックで宣言残留を認めているDeNAと獲得を狙う巨人との争いを制する。

 2年連続最下位からの巻き返しを図るヤクルトがFA市場で狙いを定めたのは井納だ。その右腕に対し、交渉解禁即日交渉で誠意を示す。球団幹部は「先発としての評価。とにかくタフなピッチャーというイメージがある」と印象を語った。

 6日は神宮で「ファン感謝DAY」を開催。終了後、井納と初交渉の席を設ける。2年以上をベースとした条件で交渉し、背番号も提示する見込み。同じく獲得に乗り出す巨人に勝るためにも、思いをぶつける。

 今季のチーム防御率4・61は12球団ワースト。投打に改善点が多いが、上位浮上のために先発陣の再建は欠かせない。だが、4日には今季10勝を挙げ、勝ち頭だったエースの小川が国内FA権の行使を宣言したばかり。残留交渉を続けるが、他球団への流出もある。その危機感から井納とのFA交渉にもより一層の熱が入ってくる。

 FA宣言した井納は「来年35歳という年で(権利を)持っていてもしょうがない。宣言残留を許可していただいたので、使わせていただきたい」と話している。ヤクルト戦の通算成績は23試合の登板で9勝8敗。特に小川淳司GMが監督を務めていた14年は5勝2敗と苦しめられた。球団幹部も「(特に)14年は抑えられた記憶がある」と回想する。今季は対戦がなかったものの、17年以降も3勝0敗と抑え込まれており、その実力は身をもって感じている。

 宣言残留も認められている井納には、リーグ連覇した巨人も獲得に乗り出す。「うちは最下位。優勝している巨人に行ってしまったら、ますます戦力差が広がってしまう」と球団関係者。負けるわけにはいかない争奪戦を制するために、交渉解禁初日に井納と会う。(川手 達矢)

 ◆井納 翔一(いのう・しょういち)1986年(昭61)5月1日生まれ、東京都出身の34歳。木更津総合から上武大に進み、4年春秋に関甲新学生リーグで最優秀防御率を獲得。社会人のNTT東日本を経て、12年ドラフト3位でDeNA入団。1年目の13年9月28日に球団では36年ぶりとなる新人での巨人戦完投勝利。14年にキャリアハイの11勝を挙げ、16年には開幕投手を務めた。1メートル88、94キロ。右投げ右打ち。

 ≪ヤクルトのFA補強は過去4人≫ヤクルトがFAで獲得した選手は08年オフの相川亮二(横浜)、09年オフの藤本敦士(神)、14年オフの大引啓次(日)、成瀬善久(ロ)の4人。今オフに井納(D)を獲得すれば6年ぶり5人目のFA補強で、投手は成瀬に次ぎ2人目となる。

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