オリックス・吉田正 来季の選手会長に就任「強いチームをつくっていきたい」

[ 2020年12月6日 05:30 ]

ラッピングバスに乗る吉田正 (撮影・平嶋 理子)                                                     
Photo By スポニチ

 オリックス・吉田正が来季の選手会長に就任することが決まり、低迷するチームの現状打破に注力する構えを示した。

 「やるからには、責任を持ってやりたい。自分の色を出しながら強いチームをつくっていきたい。これだけの低迷は何が原因なのか。他球団の方にも、強いチームに、ちょっと話を聞いてみたい」

 “チームの顔”が25年ぶりのリーグ優勝へ決意表明した。オンライン開催されたファン感謝イベントで新任を報告。6年連続Bクラスに沈む苦境打開へ、他球団の情報収集に乗り出す。

 吉田正と言えば、ソフトバンク・柳田とは例年オフに自主トレを行い、同世代の日本ハム・近藤とも親交が深い。昨秋、侍ジャパンとして出場した「プレミア12」で築いた人脈も活用できるだけに、有益な情報をチームに還元することも期待できそうだ。

 「中嶋監督も“全員が考えて向かっていかないと打破できない”と言っていたし、T(岡田)さんや先輩方にも聞きながら、ファームの声も吸い上げて。全員で何とかしないといけない」と一丸姿勢を強調。96年を最後に遠ざかる頂点を見据え「ソフトバンクのビールかけでも(選手会長の)中村晃さんが前に立っていましたし、そういうところで良い報告ができるように」と力を込めた。(湯澤 涼)

続きを表示

2020年12月6日のニュース