阪神・岩崎 開幕間に合った!2週間ぶり実戦も1回無失点で不安払しょく

[ 2020年6月14日 05:30 ]

練習試合   阪神1―1オリックス ( 2020年6月13日    京セラD )

<オ・神>7回1イニングを抑えた岩崎(撮影・成瀬 徹)     
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 不安視された開幕に間に合った。阪神・岩崎が7回に5月31日の紅白戦以来の実戦登板を果たし、オリックス打線の中軸3人を危なげなく料理した。

 「まず試合で結果が出たことが良かった。状態的には万全です」

 持ち味の一つである、伸びのある直球を披露した。先頭の吉田正を2ボールから137キロで二飛に打ち取ると、メジャー通算282本塁打を誇る4番ジョーンズに対しては138キロの速球で詰まらせ右飛。最後は中川も139キロ速球で二飛に仕留めた。対外試合は2月20日の楽天戦以来だったが、問題なかった。

 春季キャンプ中に右足を痛めた影響で調整が遅れ、5月19日に1軍復帰して以降もコンディションが上がらない状態が続いていた。それだけに、矢野監督も「今日のボールを見たら、いいボールがいっているんで」とひと安心し「次の日がまた大事になると思うけど、そこらへんを見極めながら。本人と体の状態を確認しながら、大丈夫っていうのであればもちろん(開幕メンバーに)入れるというのは十分に考えられる」と期待を寄せた。

 「開幕に向けてボールはまだ強くなっていくと思うので、これから調子を上げていくだけです」

 昨季48試合登板で防御率1・01を記録した中継ぎ左腕が、今季も鉄壁の救援陣を形成する「ラストピース」となるはずだ。(阪井 日向)

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2020年6月14日のニュース