阪神・秋山 2軍練習試合で2回完全 無失点投球を28イニングに更新

[ 2020年6月14日 05:30 ]

2軍練習試合   阪神3―0大和高田クラブ ( 2020年6月13日    鳴尾浜 )

2軍練習試合に先発する阪神秋山拓巳
Photo By 代表撮影

 開幕ローテーション入りを決めている阪神・秋山は13日、大和高田クラブとのプロアマ交流戦に先発し2回完全投球。格の違いを見せつけ、2月8日の中日戦から続く無失点投球を28イニングに伸ばした。

 登板予定だった11日の広島との練習試合が雨天中止になったことで、与えられた調整の場。5回4安打無失点だった4日の同戦以来、中8日での登板に「しっかり思ったように投げることです」とシンプルなテーマを掲げて臨んだ。

 初回、先頭打者を3球で見逃し三振に仕留めると、後続も簡単に退けた。2回は4、5番から連続三振を奪い最後の打者を三ゴロ。決め球のフォークに緩急を付けるカーブもさえ「相手がアマチュアなので(試した)って感じです。でも、しっかり勝負することができたので良かった」とうなずいた。平田2軍監督も「球のキレ、コントロールともに申し分ないね。いい秋山を見させてもらった。素晴らしかったね」と目を細めた。

 「ここからまだ上がると思っています。頑張ります」

 争う立場から投手陣を引っ張る立場へと変わった今、秋山はさらなる躍動を求めて開幕へと向かう。(阪井 日向)

 ≪ドラ2・井上はプロ初3安打≫阪神のドラフト2位・井上がプロ入り後初となる3安打を記録した。

 「4番左翼」で先発し4回1死から左中間に2試合ぶりの安打を放つと、6回1死一塁では中堅にはじき返し好機拡大。7回2死では遊撃内野安打で3安打目を記録した。

 ラッキーな当たりが続いたなかでの3安打ということもあり、平田2軍監督は「(安打は)1本みたいなもんやないか」と苦笑い。それでも「走塁でも意欲的に二塁に行こうとする姿勢が出てきているから、その辺は徐々にだな」と4回の打球でアウトにはなったが、二塁を狙った積極的な姿勢を評価した。

続きを表示

この記事のフォト

2020年6月14日のニュース