阪神・マルテ“代役4番”で12打席ぶり安打＆練習試合再開後初打点も記録

練習試合   阪神1―1オリックス （ 2020年6月13日    京セラD ）

＜オ・神＞6回2死三塁、マルテは左中間に適時二塁打を放つ（撮影・奥　調）
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　両軍の先発が無安打投球の快投を演じる中、阪神・マルテが助っ人の意地を見せた。ボーアが出場しなかった3月1日ソフトバンク戦以来の4番に座り、迎えた6回。2死三塁の好機で左腕・山田から左中間を破る適時二塁打で均衡を破った。

　「結果は出ていなかったけど、ボールはしっかり見えていて、内容のいい打席もあったので、変わらず集中していました。いい内容で、いいところに飛んでくれて良かった」

　6日のソフトバンク戦の第3打席で左前打して以来、12打席ぶりの安打。練習試合再開後の初打点も記録した。

　昨季、打順別では4番で最多35試合に出場し、最高の打率・315を残した。「どの打順でもやることは変わらない。監督が決めてくださった打順だから。しっかり集中するだけ」と力強い。矢野監督も「見極め自体はできているので、心配はしていない。もうちょっと打球が上がってくれればというところなんで」と、さらなる上積みを期待する。

　開幕まで1週間を切り、シーズンを戦う上でも打線のオプションが増えるのは決して悪いことではない。4番を打てる男の存在は、チームにとっても心強い。