ソフトB・柳田 左翼席中段に実戦1号 223日ぶり一発に「スイングは本当に良かった」

[ 2020年5月31日 05:30 ]

紅白戦   紅組3ー0白組 ( 2020年5月30日    ペイペイD )

初回1死二塁、左越え2ランを放つ柳田(代表撮影)
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 復活のフルスイングだ。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(31)が30日、ペイペイドームで行われた紅白戦で紅組の「3番・中堅」で出場し、初回に左翼へ2ランを放った。今季の実戦初となる待望のアーチ。新型コロナウイルスの影響で120試合に削減されたシーズンに向け、復活を目指す主砲は全試合出場と、4年連続日本一&3年ぶりのリーグV奪回を誓った。

 逆方向でも、打った瞬間に確信した。ペイペイドームの左翼席中段に達する特大の一撃。ベンチに戻った柳田は「3150(サイコー)」ポーズを封印し、エアタッチで選手と喜びを分かち合った。

 「しっかりバットが振れた。スイングは本当に良かったですね。手応えでホームランと思った。いいスイングができましたね」。初回1死二塁。3ボールになっても、迷いはない。サブマリン高橋礼の4球目、132キロ直球を十分に引きつけてフルスイングした。昨年10月20日の巨人との日本シリーズ第2戦以来、実に223日ぶりの一発。4月下旬にファンとオンラインで交流した際、強く望んだのは「満員のスタンドに(本塁打を)ぶち込みたい」。無観客だが、気分は最高だ。

 26日の紅白戦でも2安打。首の張りを訴えて28日の紅白戦を欠場したが、その影響を感じさせないフルスイングで払しょくし、工藤監督も「完璧です。問題ない」と絶賛した。

 昨年は故障でわずか38試合の出場に終わった。11月に右肘を手術し、約3カ月のリハビリを開始。当初の3月20日開幕に間に合わせたが、コロナ禍による延期期間が始まった。活動自粛中には子供を抱っこし、バーベル代わりにして筋力を強化。ごみ捨ても割れた皿を入れて重くし、何でもトレーニングにした。4月の自主練習からは打撃も見直し、試行錯誤を続けている。

 「スイングを良くするのが一番で、いろんな投手に対応できる形を増やしていけたら。今はどう打つのがいいか探り探りやっているのでまだ50%。100%の状態はなかなかない」。梅雨時季に始まる6月19日の開幕を前に、復活を目指す主砲の一発は好材料だ。「全部試合に出てリーグ優勝したい。開幕まであまり時間はないが、今のところ万全。状態を上げていく」。ギータがギアを一段階上げた。(井上 満夫)

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